江戸の女子旅

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江戸の女子旅

  • 著者名:谷釜尋徳【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晃洋書房(2023/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784771037007

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内容説明

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『歩く江戸の旅人たち』『歩く江戸の旅人たち2』の女子旅編!

近世は “女子旅の時代”?!

関所を越え、難所を歩き、大河を渡る

情熱とバイタリティ溢れる女性たちを惹きつけた近世女性旅の魅力とは?

旅を楽しむためにかなり頑張ってしまう女性たちの気持ちや姿は、現代でも同じなのかもしれませんが、
近世後期に大流行した旅は歩くことがメインであったため、旅する女性たちが辛い目に遭うこともありました。その女子旅を安全で快適にしたものは何だったのでしょうか。

また、旅費をかけて楽しんだお買い物、名所めぐり、グルメなどを通じて、活発な江戸の女性像を描いてみましょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

130
江戸時代の旅に関する本は数あるが、女子旅に限ったものは初めて。好奇心旺盛に名所旧跡や神社仏閣を見て回り、地元グルメを堪能して土産物を買い求める有様は、現代女性と何ら変わらない。しかも飛行機はおろか鉄道や車もなく、二本の足で歩かねばならなかった時代に長い旅をなしとげたのだから。これだけ女子旅が盛んになったのも治安が保たれ街道が整備されたこともあるが、各種ガイド本の元祖が普及して計画的で便利な旅行が可能になればこそだろう。当時の日本より危険な国も珍しくない今日、パクス・トクガワーナの偉大さを再認識させられる。2023/07/08

はれひめ

47
近世の女子旅事情を東洋大学教授が資料をもとに解析してくれます。当時の旅行記を遺してくれてありがたいです。江戸時代の人々が健脚だったのはよく知られている通りで、名所史跡巡り、グルメに観劇にと存分に堪能されてるご様子。3、4ヶ月にわたる長期旅行で有閑マダムの散財は清々しい。私も江戸女子だったら伊勢講に便乗したクチでしょう。大阪で「あきない世傳 」五十鈴屋で買い物したり、品川宿で女料理人あんちゃんのご飯を食べたのかなぁと想像するのも楽しかった。逞しき近世の女人たちはチップも抜かりなかった。2024/01/08

ミーママ

44
図書館の本📚️ いつの時代にも女性はお土産、グルメは好きなのね‼️ 私も旅行は大好き。彼女たちを見習って健脚になれるように少し歩いてみようかな✨ 2023-1342023/10/21

シフォン

41
江戸時代の女性の旅日記からどのような旅をしていたのかを論じている。女性が数名に男性の荷物持ちを連れてや男性の集団に女性1人が混ざってという感じの旅だったよう。ガイドブックのようなものがあったようで、数ヶ月かけて、伊勢神宮だけではなく、四国の金比羅山、安芸の宮島、山口の錦帯橋、帰りがけに長野の善光寺によるという旅をしていたとはビックリだった。女性たちは、買い物に名所巡りに旅グルメを楽しんでいたとは今と一緒ね。一日に10〜50kmも歩くとは、この時代に旅に出ることは、今の世界一周より凄いかも。2023/04/17

yyrn

35
同著者の『歩く江戸の旅人たち』20を読んでいたのである程度の知識があったが、それでも江戸時代の人々の健脚ぶりには、やはり驚く。▼秋田県由利本荘市の商家の女性、今野於以登(おいと)は家族とお伊勢参りに出かけて、ついでに京大阪、四国の金刀比羅宮にまで足を延ばし、帰りは江戸や日光を回って実に151日かけて帰ってきた。その間、各地で工芸品をはじめ衣料や菓子、薬やお守り、数珠などを土産に買い求め(各宿場から自宅宛てに送り!為替を現金に両替し!さらに)各地の名物を食べ、京大阪や江戸では芝居三昧で(女性ながら)伊勢の⇒2023/04/09

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