岩波新書<br> 二度目の大往生

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岩波新書
二度目の大往生

  • 著者名:永六輔
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2023/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004304104

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内容説明

「人間は病気で死ぬんじゃない.寿命で死ぬんだよ」「がんばってくたびれちゃいけません.くたびれないようにがんばらなきゃ」――生きる知恵に満ちた庶民の言葉の数々,そして,「一人対談」や講演ドキュメントで構成する紙上バラエティ.思わず笑い,やがてしんみり考えさせられる.『大往生』二百万読者におくる待望の第二弾!

目次

まえがき またはあとがき
Ⅰ 生命――「くたびれないようにがんばらなきゃ」
Ⅱ 病気――「人間は寿命で死ぬんだよ」
Ⅲ 死――「散る桜 残る桜も 散る桜」
幕間――永さんと六輔さんの一人対談
Ⅳ 宗教――「ありがたいことはみんないただこう」
あとがき またはまえがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

68
もう一度、永さんの話しが聞きたいです。2016/08/19

ユウユウ

38
永六輔さんが亡くなった際に、見つけて購入しておいたもの。名言抜粋の辺りがよかった。面白かったり深かったり。2017/03/06

1.3manen

35
人間、諦めながら年をとってゆくんだ。夢を捨てながら年をとってゆくんだ(10頁)。徐々に精神も萎えてゆくんだな。元気で呆けてるっていうのが、いちばん世話がやけるんですよ(11頁)。死について、なんのかんのと言っている国は天下泰平なんですよ(59頁)。人間は二度死にます。まず死んだ時。それから忘れられた時(62頁)。生臭坊主は褒め言葉。生臭くない坊主が生臭い人間を救えるか、相談相手になれるか(73頁)。2015/10/22

書の旅人

14
「死ぬと決まりゃニヒルにもなる。ニヒルになってもいいから、ヤケになっちゃいけません」この言葉に父の姿が浮かびました。30年も透析を続けてきた中、何度も死にかけました。「作動中に針が抜けてさ、噴水の様に血が出たよ」「(心臓マッサージを受けながら)なんだァ、この野郎…痛えなぁって思ったなぁ」「ま〜た、死にはぐったよ。俺は余程、娑婆に縁があるんだなぁ」30年。言葉にすれば一瞬ですが、父は最後まで、一度もヤケにならず生き抜きました。私もそうありたいです。2018/01/19

でんちゅう

7
友達が本棚を整理して、読んで見るかともらった本です。永六輔さんの遺作になりました。哲学、宗教、科学の根本的なものを、子供にもおじいちゃんにも分かりやすくていねいに書いてあり、なるほどと納得しました。こういう考え方は、学者には思いつかず、永さん独特なもので、愛を感じます。2017/06/09

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