降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集

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降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集

  • 著者名:井上道義【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 三修社(2023/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 630pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784384068016

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内容説明

「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

「自分を最も生かせる道」として指揮者になった井上道義が、その稀代の感性で切り拓く仕事、音楽、社会、そして人との出会いや日々の出来事の内に見出す、生きることの意義。
これまで新聞・雑誌等さまざまな媒体に寄稿したエッセイに、書き下ろしを加え1冊に編纂。
自分を十二分に生きる、自分に誠実に生きることに欲張り(?)な随想と実行の記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

113
京響や大フィルのシェフをされ関西とは馴染み深いのに、私が先生の指揮を聴いたのは12回だけ。このエッセイで、四方八方に話題が散乱し、これ言ってもいいのかと心配になる思い切った表現が続々と現れるのは、正に、先生の音楽と同じ。出生に対する複雑な思いを抱えながら、先輩の音楽家や社会に対して戦い続ける姿がある。京都市長選挙への立候補一歩手前も、その一つだったかも。「ショスタコーヴィチの魅力は?」と問われて、「一言でいうとそのネジくれた部分だと思います」と答える井上先生。だから先生の十八番なのかと、思わず微笑む…。2023/03/05

やっさん

100
★★★★ 僕が世界一好きな指揮者のエッセイ集。音楽以外の内容も多く、読み応え抜群。そしてやはりショスタコーヴィチに対しての熱量が高い。「このように逝きたい(p.138)」という一文が、彼のショスタコ愛そのもの。2024/02/08

コチ吉

8
以前FM放送でゲストに呼ばれた井上氏の話を聞いて、小澤征爾のようなちょっと支離滅裂な独特の話し振りに、何となく知性を疑ってしまった記憶があり、あまり期待せずに読んだ。ごめんなさい、誤解してました。ここには強烈な個性を持った芯のある音楽家がいた。政治家を目指すなど山っ気は感じられるものの、30歳で書いたシューベルトの章など、本質を突いていると思う。私は氏のあまり熱心な聴き手ではないが、来年末で引退は勿体ないと思う。2023/04/29

Ezo Takachin

7
個性的な指揮者である井上道義氏の人となり、音楽に向かう姿勢、考えなどを知ることができました。恩師は齋藤秀雄にチェリビダッケというこれまた強烈な人物から学んでいます。京都市交響楽団やオーケストラアンサンブル金沢での活躍していた頃の地元新聞記事へのエッセイも多かった。日本でのマーラー、ショスタコーヴィチと言えば井上氏。もうすぐ引退してしまうなんて残念です。2023/02/04

どら猫さとっち

6
日本の名指揮者・井上ミッキーさんの、これまでの指揮者人生を綴ったエッセイ集。よく彼が指揮する演奏会に行くが、ユーモラスで雄大な音楽を聴かせるだけでなく、パフォーマンスも面白味がある。本書でもその一面が垣間見える。出生の秘密には、驚いた。年齢のこともあるが、引退を表明したという。本書を読み終えた今、出来る限り彼の音楽に触れたい。2023/12/02

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