内容説明
根っからの善人の武士・藤兵衛と、どこか浮世離れしてた国学者・大角先生が、近々祝言をあげるはずだった男の神隠しの謎に挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりべぇ
4
文政3(1820)年、大角先生こと平田篤胤の弟子にさせられた絵の得意な武士浦野藤兵衛。ある日大角先生のもとに女人が相談に訪れる。三日後その女人と藤兵衛の剣友が心中したと云う。その裏には…天狗小僧寅吉、盗賊上がりの岡っ引き門倉重八、篤胤の妻お里勢と娘お長。作者の初の時代劇らしい。シリーズにもなれる構成。ほどほど面白かった…2024/02/15
Abercrombie
2
平田篤胤を探偵役に据えた時代ミステリ。謎のすべてが勘で解決される。文章、キャラ、ストーリーのいずれもがイライラ度MAX。2023/04/05
はすみ
0
平田篤胤や河内山宗俊など、それぞれのキャラクター造形は悪くないとは思う。2023/08/15