内容説明
子どもが「学校への行きしぶりはじめた時の初期対応から、
不登校の相談にのってくれる機関や進学先の選択肢まで!
NPOカタリバが、不登校に悩んだ先輩親子、心や教育の専門家、現場の支援スタッフたちと一緒に作った子どもによりそう親や教師、支援者のための伴走ガイドブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
88
不登校、保護者向け。10年前に出会いたかったけど今読んで「そうだよね」とうなずく。突然の「学校行きたくない」からの母親の困窮がありありと分かる。今思えば、休ませればいいし母親は仕事を休む必要もないし周りが母を責めようとも関係ないと言えるのに▽原因探しは意味がない。不登校は誰でもありえる。進路はどうにでもなる。親が手に負えないときは周りを頼ることができる▽進路選択について詳しく書かれている点が良かったです。2023.2刊▽私自身の経験を言うなら、子供は思っているほど弱くない。信じて、よく会話しようってこと。2024/06/23
たまきら
45
読み友さんの感想を読んで。「えっ、なんでこの子が?」と言うぐらい意外な子が、自分の周りで不登校になっています。つまりそれって、「誰でも不登校になる可能性がある」ということではないでしょうか。一番心配していた友人の息子は、高校生からは逆に「いつ帰ってくるの?」と言いたくなるぐらい日々を満喫しており、周囲は「あの2年半はなんだったんだ?」…環境の大切さを彼から教わりました。サポートはいま、色々ある。あとは毎日を有意義に過ごして笑っていてほしいーそう、笑っていてほしい。いいガイドです。2024/03/24
こぺたろう
8
続けて読了。本書は、小学校低学年のことにも言及あり参考になりました。他書でも読んだ、レジリエンスの考え方も載っていました。小1の壁(夏休みの学童保育拒否)に直面して、色々考えるきっかけができたなあ。まだ学童保行ってくれたら・・という思いは残っていますが、仕事を必死に工面して、実家にも助けてもらいつつ、伸び伸び過ごさせてあげるのも悪くないかなと思い始めています。2025/08/07
motoryou
6
「伴走者にも伴走者が必要です」ということばが、終盤出てきたけれど、心に残る。 「不登校」に関わるアドバイスや情報がたくさん。よくこんなに…と思うくらい。そして、ここに書いてある内容、アドバイスは、こと「不登校」の子たちに限ったことではないことにも気が付かされる。2023/02/16
euri
5
不登校児の親としては、寄り添ってもらえるし役に立つ、とても素敵な本でした。不登校を取り巻く社会的な状況説明から始まり、不登校の子の状況を大枠でどう捉えればいいのか、また、個別のお困りごとへの対応アドバイスなど、ほんとに教科書として使えるなと実感しています。2023/11/15