内容説明
多くの芸人たちが、憧れの存在として名前をあげる東京ダイナマイト。そのハチミツ二郎による初自伝。
M-1、THE MANZAI、決勝に計3度進出するも手にできなかった栄冠への思いや、事務所移籍、心不全、コロナの後遺症など血で綴ったかのような赤裸々な告白が胸に刺さる。令和のお笑いブームにとどめを刺す、重厚すぎる芸人自伝本の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
34
一番好きなコンビ。生きる勇気貰える。透析ももちろんだけど、不倫の部分が読んでて一番辛かった。名前伏せてた人の話もそうだけど一番怖いのは結局人間なのかもしれない。でも救ってくれるのも人間だと思う。良い本。 それにしても40℃近くあるのに新幹線に乗って漫才するかね〜凄いわ、、、普通の企業なら一発アウトの労働基準だなと思うなど。2024/03/06
緋莢
18
『ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR』内の「今年の三冊」で、吉田豪が取り上げていて興味を惹かれて、手に取った本。著者のイメージは、プロレス好き、というのを通り越してメキシコでライセンスを取得してレスラーもやっている(この本の中でも、大仁田厚と行ったノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチの事が書かれています)、「勇者ああああ」にちょくちょくゲスト出演していた(続く 2023/03/09
キタ
9
随分前に読んだ本のコメント。 最近の記事を読んだので。 いや〜この本は期待以上におもしろかったよ。 芸人同士の絆、芸人とプロレスの共通項、芸人として悩み、怒り、葛藤、裏切りなどの負の感情もあり笑って泣ける話しもてんこ盛り。 お笑い好きだけでなくプロレス好き、ノンフィクション好きにもおすすめ。 天才は即答。オレの人生の中での、貴重な実体験だ。P130 誰かのハシゴを外そうとする奴は、いつか、自分のハシゴも外される。P213 オレは教えられた。 カッコ悪いことは、カッコ良いことなんだ。 P2422025/10/11
コリディ
9
8点。南日本新聞の書評につられて読んだ。いわゆるタレント本は初めてだったが、無茶苦茶面白かった。解説者が、ページをめくる手が止まらない、プロの物書きには書けない文章とあったが、全くその通り。あまり著者のことは知らなかったが、骨太で破天荒にそして懸命に生きる姿に感動さえ覚える。読み終わってから見る表紙は素敵なんだが、これじゃ買う気にならないなあ。 2022/10/15
デニーロ88
4
◎重厚、淡々と語っているけども 2025/03/14




