内容説明
多くの芸人たちが、憧れの存在として名前をあげる東京ダイナマイト。そのハチミツ二郎による初自伝。
M-1、THE MANZAI、決勝に計3度進出するも手にできなかった栄冠への思いや、事務所移籍、心不全、コロナの後遺症など血で綴ったかのような赤裸々な告白が胸に刺さる。令和のお笑いブームにとどめを刺す、重厚すぎる芸人自伝本の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
33
一番好きなコンビ。生きる勇気貰える。透析ももちろんだけど、不倫の部分が読んでて一番辛かった。名前伏せてた人の話もそうだけど一番怖いのは結局人間なのかもしれない。でも救ってくれるのも人間だと思う。良い本。 それにしても40℃近くあるのに新幹線に乗って漫才するかね〜凄いわ、、、普通の企業なら一発アウトの労働基準だなと思うなど。2024/03/06
緋莢
17
『ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR』内の「今年の三冊」で、吉田豪が取り上げていて興味を惹かれて、手に取った本。著者のイメージは、プロレス好き、というのを通り越してメキシコでライセンスを取得してレスラーもやっている(この本の中でも、大仁田厚と行ったノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチの事が書かれています)、「勇者ああああ」にちょくちょくゲスト出演していた(続く 2023/03/09
コリディ
8
8点。南日本新聞の書評につられて読んだ。いわゆるタレント本は初めてだったが、無茶苦茶面白かった。解説者が、ページをめくる手が止まらない、プロの物書きには書けない文章とあったが、全くその通り。あまり著者のことは知らなかったが、骨太で破天荒にそして懸命に生きる姿に感動さえ覚える。読み終わってから見る表紙は素敵なんだが、これじゃ買う気にならないなあ。 2022/10/15
max99
2
ロフトプラスワンでやってた関西ヲタ世代っていう山田ジャックのどうしようもないイベントにも顔を出してた。義理堅い人だなぁって思った。正統派漫才で応援してた。どこかサブカル臭がして、昔の浅草キッドっぽくって、オフィス北野っぽい芸人さんだなぁって思ってたけど、岡山出身で、元々はNSCだったんだ。本にもあったけど、時々かっこいい事言ってシーンとさせちゃうんだよなぁ。M-1は取って欲しかったなぁ。離婚は残念だけど、娘さんの為にも長生きしてほしいなぁ。面白かったです。シングルファザーの日記も読んでみよう。2023/11/01
hoven
2
あまりのバットエンディングに衝撃。コレが映画ならエンドクレジットが流れ終わって数分椅子から動けない。紛れもなく衝撃作。もっと話題になっていい。2023/01/29