内容説明
「誰もが自ら命を絶たずにすむ世の中になりますように」
「みんなが自分らしく生きられる世の中になりますように」
──そんな願いから尼崎の町中に、心の駆け込み寺「道心寺」を開いた著者。
そのもとにはたくさんの悩みが寄せられます。
本書では、「恋愛・結婚」「夫婦」「子育て」「仕事・お金」「生と死」など、さまざまな悩みを取り上げ、苦しみを手放すための方法を仏教のアプローチから伝えます。
ユーモアと愛にあふれた著者の回答を読むだけでも、心がほぐれて気持ちが前向きになれる一冊です。
仏教入門書としてもおすすめです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
49
【清らかな蓮の花は、泥の中に咲く】熟年離婚したことを後悔、子どもを育てていく自信がない、職場での感情コントロールがうまくできないなどの悩みに、落語家兼尼僧の著者が、生きるのがもっと楽になる40の方法を伝える書。<雨はさまざまな生き物、草花に降り注ぎ、それぞれの体に合わせてその成長を助けることから、まさに、お釈迦様の慈悲も雨のようであると説かれています。「法雨」と呼ばれる慈悲の雨は、いかなる状況にあっても分け隔てなく平等に、私たち一人ひとりの性質に合わせて降り注いでくれる(『法華経』薬草喩品第5)>と。⇒2023/12/21