内容説明
本書は1987年に大法輪閣から出版されたものの復刊です。平易で易しい文体に定評がある仏教作家の著書のなかでは、硬質で堅い印象をもたれるかもしれません。上巻では仏教史を正確にとらえながら、かつ文献に当たりつつ根本仏教から大乗思想までをユニークな視点でえがいています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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https://claude.ai/public/artifacts/b098feb5-9633-4ae3-b3be-8167e13a53282025/06/19
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仏教思想史の可能性:歴史=対話 思想史 大乗は仏教でないのか 根本仏教の思想構造:釈尊の説かれたもの 宗教と無宗教のあいだ 事物の相互依存関係 縁起と四諦 苦悩の病理学 釈尊の死をめくる問題:釈尊の教えの固定化 虚偽のデーヴァダッタ 仏道教から成仏教へ 原初教団から部派教団へ:在家信者の総退出 小々戒 保守派と進歩派の分裂 頻繁な数学の展開 仏教→仏教学 釈尊から離れた小乗仏教 大乗仏教の必然性:方便の思想と菩薩の精神 仏塔信仰と見仏体験 廻向・新しい仏教の原理 仏塔の私物化をめぐって2020/12/26