リンゴの心

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リンゴの心

  • 著者名:木村秋則【著】/荒了寛【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 佼成出版社(2023/02発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784333026036

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内容説明

「絶対不可能」とされていた完全無農薬栽培の「奇跡のリンゴ」の生みの親・木村秋則氏と、天台宗の大僧正・荒了寛師による対談本。自然栽培農法を模索していた木村氏は、地面に這いつくばって土のにおいをかぎ、虫の動きを見つめるうちに、人間が薬一つで枯らしてしまう雑草にも大切な役目があること、本来の自然の姿とは、リンゴも虫も雑草もすべてが共に生かし、生かされて豊かにつながる世界だと気づく――。木村氏の自然観や理念を、荒師が仏教的な視点で“翻訳”し、また時にガイド役のように引き出すかけ合いが絶妙な一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニャン

6
天台宗のご住職さんとの対談。仏教を木村さんのりんご栽培を通して学んだような感じで、ちょっと違った視点から考えるような、なんとも言えない不思議な感じなのだけどとてもわかりやすくて心がほぐれるような、やさしい対談でした。特に感動して何回も読みなおしてしまったのは、大根の芽が出た時のケニア人のお話と、仏性についてのお話。時々読み返したい一冊。2015/12/07

k

6
「でも、紅葉しないリンゴの木がたくさんあるんです。季節を忘れてしまってるの。肥料と農薬で、もう感覚が麻痺してしまっているから」奇跡のリンゴの木村秋則氏と、天台宗の大僧正荒了寛師の対談。映画化にともなっての木村さんの新刊発行だけど、自然と人間の共生をテーマに書かれており、1作目よりこちらの方が興味深く読めたかな。2013/05/30

きょーこ

3
青森県で、無農薬のリンゴ作りに人生をかけた農家の方と、天台宗僧侶の対談です。リンゴを育てるのではなく、リンゴが育つのを手伝うのが自分の仕事と、考えられています。他の仕事や子育てに通じる考えた方を示してくださいます。育つ、育てる、即効性を求めて農薬をの量が増えてしまうのでしょうか。観察して、リンゴと会話をして、リンゴの喜ぶことを探しておられます。仏教の教えの解説も入るので、人が育つとはどういう事かも、考えるきっかけとなりました。2014/07/29

みけのすずね

3
無農薬のリンゴ栽培に精進してきた木村さんの話を、了寛和尚が仏教の言葉で伝えながら進む。農薬にまみれたリンゴの木を本来の体質に戻し、自然の摂理に適った育ちをお手伝いするという。絶望して死の手前で見出だした幻のリンゴの木の風景、土の匂いは、まさに必死になって感触をつかんだ末の自然からの恩恵に違いない。風に向かい実をつけようとしない「突っ張り」リンゴは実際どうするか、最後の方にちゃんと答えがあり、まあるく収まった。「生かして生きる」はこれから考えよう。2013/09/16

こうちゃ

2
映画[軌跡のリンゴ]のモデル木村秋則氏と、天台宗ハワイ別院住職・大僧正である荒了寛氏が対談。完全無農薬栽培に挑み、苦悩の末自殺まで試みたという木村さん。失敗に終わり、そこで目にした一本の木との出会い、自然と人間の共生、人生論、幸福論などが語られる。『[ないものねだり]をするよりも[あるもの探し]をする人生のほうが、はるかに幸せだと思う』という言葉が心に残る。2013/06/28

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