養老孟司の人生論

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養老孟司の人生論

  • 著者名:養老孟司
  • 価格 ¥760(本体¥691)
  • PHP研究所(2023/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784569902593

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内容説明

「どうしたら『生きられるか』、そんなこと、私に訊かないでください。わかるでしょ。その疑問に『自分で』答えること自体が、『生きる』ってことなんだから」(本書の第10章「若いころ」より)運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人……。死から語り始める養老流「逆向き」人生論。 〈目次より〉◆本当に死んでしまったら、怖いもクソもない ◆私にとっては「死」ではなく「死体」こそが現実 ◆だれだって死体になる ◆すべての患者はかならず死ぬ ◆寿命は運。私は専門家におまかせします ◆共同体を消すことが「進歩」だった ◆本質的に変わらない「私」なんて、ない ◆個性は心にはなく身体にある ◆「世間」が西欧近代的自我の怪しさを教えてくれた ◆「世間という大きな書物を読むために」研究室を出た ◆私の価値観が確立した瞬間 ◆テーマが勝手に増える ◆フリーターになりたかった ◆戦争か飯か。私はぎりぎり、飯をとった ◆利口な人はアメリカかヨーロッパへ行った ◆論理より「いろいろ」が好き。全体をつかみたい ◆解剖を選んだ理由 ◆すべての結果が自分に戻ってくる ◆世間が激動すると科学者と技術者が輩出する ◆本当に自分で学問をするということ ◆非日常より日常を、独創より平凡を、選ぶ ◆「脳という方法」を使う ◆フツーを重ねるとトクベツになる? ◆選ぶのは対象ではなく方法、と決めた ◆「あたりまえ」は意外にむずかしい ◆自己チューの社会的意味 ◆純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要 ◆宗教は新しいほど危険 ◆「俺の本って、お経じゃないか」と思った ◆科学はキリスト教の解毒剤 ◆考えるためにはこだわる必要がある ◆ファーブルはハチに徹底的にこだわった ◆単純な解答はたいていウソ ◆日本というヘソの緒が切れない ◆「人間」じゃなく「人」になろうと努力してきた ◆「生きる」ことがわからないはずがない ◆人一倍世間を気にする「変わり者」 ◆この国は「自分流より世間流」 ◆世間と格闘するうち、自分も世間も変わってきた ●本書は、『養老孟司の人生論』(『運のつき』の改題・復刊)を、装い新たに文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

esop

67
自分の死は一人称。これはどうでもいい。ーー私は二人称の死だけが、じつは本当の死だと思っています/理論の極端さがなぜ有益かというと、両極で成り立つことはそれより内側ではかならず成り立つから/学問は方法です/どんな仕事であれ、そこから自分が得るものがどれだけあるか、それが重要なんです/良いことは、人に知られないようにやりなさい/考えるためには答えを丸めないだけじゃない、努力・辛抱・根性が必要なんですよ2024/08/13

ニッポニア

43
今、人生論は語るにおいて、養老先生ほど的確な人物はいない。けれど、誰だって資格が必要なわけではないし、語ればいい。その積み重ねが巨人を超えることだって。以下メモ。心に個性はない、あっても他人には無関係。私の中で紛争は終わっていない。フツーの顔を重ねていくと、どんどん特別な顔になっていく、フツーの考えを重ねていくとどんどんノーベル賞級の考えになっていく。純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要。諸行無常は世界共通の理念、日本では根底にある。100人殺さなきゃ、立派な医者になれん。2025/03/30

Tadashi_N

15
死が身近な職場だったので、生が輝くのかも。2024/07/25

大先生

11
「いずれ死ぬ」から始まる人生論。養老氏が何を考えてきたのかを辿る本です。誰でも、どうせ死ぬ。死ぬことを想像すると怖いかもしれませんが、実際に死ぬときの自分は今の自分ではなく怖いとは思っていない。「世間で生きようが、個人で生きようが、自分の生き方を根本的に肯定できないのなら、生きてきた意味はないということです。その点では、私は徹底した楽観主義者です。それでなけりゃ、努力も辛抱もしないし、根性なんていりませんからね。」世間の目を気にしながらも一匹狼的生き方しかできない、ある意味不器用な男なんだという告白でした2025/01/04

tomo

11
☆☆ 先生の本やYoutubeをチェックしているので、ほとんど聞いたことがある話しでした。2023/10/22

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