科学的人事の実践と進化―人事DXを超えた経営戦略としての人材活用

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科学的人事の実践と進化―人事DXを超えた経営戦略としての人材活用

  • ISBN:9784492962206

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内容説明

前著『「科学的」人事の衝撃』を上梓した2019年以降、データを活用したタレントマネジメントの重要性は、着実に世の中に浸透してきた。同時に、新型コロナ禍をきっかけに、業務のデジタル化やテレワークの普及、雇用形態の多様化が急速に進行し、働き方改革関連法も段階的に施行されるなど、人事を取り巻く状況は大きく変化している。
前著でHRテック×マーケティング思考による「科学的人事」を提案し、日本のタレントマネジメント界を牽引してきた著者が、最新の知見と業種別・人事施策別の先進事例を豊富に盛り込んで、人事のこれからを実践的に示すのが本書である。
「科学的人事」とは、データを理論的に活用して組織における「ヒト」の力を最大化し、企業を成長させる人事戦略のこと。さらにそれは狭義の人事にとどまらず、企業の経営戦略そのものとなる。「今や経営資源はヒト・モノ・カネではなくヒト・ヒト・ヒト」ともいわれる人的資本経営の時代に求められるものだ。
この1冊で、人事と経営の最新トレンドを把握し、「人的資本開示」「最適配置」「ジョブ型雇用制度」「リスキリング」「離職防止」といった人事課題に科学的かつ戦略的に対応することができる。データ活用に取り組む現場の人事担当者だけでなく、最高人事責任者(CHRO/CHO)はもちろん、経営戦略担当や世の中の変化に危機感をもつ経営層も必読。

目次

第1章 コロナで変わった働き方
1 コロナという地殻変動
2 変わる人事評価制度
3 ジョブ型雇用へのシフト
4 経営戦略としての健康経営
5 曲がり角を迎えた人材採用戦略
第2章 人的資本という企業価値軸の変化
1 「ヒト」が経営資本となるサステナブル経営
2 人的資本という考え方
第3章 科学的人事戦略とは何か? HR業界のバズワードに惑わされない人材活用
1 科学的人事はここまで進んでいる
2 人材活用のための真の「タレントマネジメント」とは?
3 従来の人事管理の延長に人材活用はない
4 科学的人事の秘訣はマーケティング思考にあり
5 マーケティング思考で見る人事データ活用の3つのポイント
6 科学的人事のデータ活用レベル
第4章 ここまで進んだ科学的人事の取り組み
1 製造業界
2 金融業界
3 小売・流通・サービス業界
4 IT業界
5 先進企業は人材データを徹底活用している
第5章 人事施策別に見る科学的人事の実践
1 配置・異動、抜擢・活躍促進
~社員が能力を発揮し、組織として成果を最大化するために~
2 離職防止、エンゲージメント、ウェルビーイング、コミュニケーションの活性化、組織診断、健康経営
~社員が生き生きと活躍し続けるために~
3 社員の育成・評価
~社員が継続的・自律的に成長し続けるために~
4 採用
~企業の目的・経営戦略を実現する人材を補い、企業・チームを成長させるために~
5 人的資本経営
第6章 科学的人事、成功の道筋
1 科学的人事の第一歩は人材の見える化
2 データにより人材活用を高度化する
3 活用範囲を拡大しノウハウを蓄積しよう
4 人材活用を高度化するためのタレントマネジメントシステムの選び方
5 ITを武器に人が考えることこそ、科学的人事の本質
【特別インタビュー】人的資本経営の時代における人事の役割
早稲田大学政治経済学術院 大湾秀雄教授

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうせいパパ

7
会社でやろうとしていることの参考になった。旧態依然の採用手法では最早通用しない。マーケティングの考え方も用いて科学的に考える必要性を強く感じた。2023/02/05

もり

1
★★★☆☆2023/04/20

お抹茶

0
タレントマネジメントシステムの宣伝のような本ではあるが,勘と経験に頼らない科学的人事の必要性とその実例が書かれている。科学的人事がうまくいく会社といかない会社の決定的な違いは経営層の関与で,効率化が目的となってしまえば,意思決定の高度化という最終目的に進めない。人事DXは効率化を進めるもので,それだけではタレントマネジメントは進まない。2023/03/14

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