内容説明
天才暗殺者・虚空に拾われるも、才能がなく落ちこぼれの少女・紗月。
和平の婿入り行列に男装して潜入する初任務の最中、標的である若君・幸白に見抜かれ、逆に守るよう脅迫される。
それは“裏切り者としての死”を意味して――だが「死ねない」と口にする幸白の危うさに紗月は興味を惹かれる。
さらにその道行きは、紗月の過去に繋がっていき……!?
「君の強さと脆さに惹かれたんだよ」
孤独な二人の和風ファンタジー!!
【電子特典付き】
いにしえの歌に寄せられた想いと、今の二人の心とは--特別書き下ろし短編「雪月花のとき、最も君を想う」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タッキー
11
点訳のために読んだ本。住んでいた村が滅ぼされたことをきっかけに、暗殺者として育てられた少女。国主の息子を暗殺するという初めての任務に失敗し、その相手と結ばれるという流れ。淡々と予想通りのシナリオで進み、起伏らしい起伏があるわけでもなく、捻りもなんの驚きもなく、まるで誰でも書けるのではと思わせるような小説でした。2023/08/13
冬野
6
架空の日本(時代は戦国あたり)が舞台のファンタジーロマンス。面白そうな設定は多いが、説明のためのNPC的な人が登場したり、要素過多で制御しきれてない印象。台詞よりエピソードで世界観を語ってほしい。架空世界だが時代性を削ぐ性格の人物や言葉が出てくるとやはり気になる(戦も多いのに梓の国主は甘すぎる)。全体的に描写が淡白で、もっと視点主の辛さや葛藤やときめきを感じたかった。沙月と幸白の気持ちは恋情というより親愛に近いと思うけど、恋愛感情恃みで暴走する人達より落ち着いた関係が好みなので嫌いではない。星:3.5/52023/02/19
くまくま
3
物語が淡々と進み盛り上がりが欠ける2023/03/16
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