内容説明
前川喜平×島田裕巳 対談安倍元総理の銃撃事件というショッキングな事件から約半年。政治と宗教について、真正面から議論します。オウム事件直後の1997年、文化庁宗務課長になった前川喜平氏。オウム事件で一躍話題の人となった宗教学の第一人者、島田裕巳氏。統一教会を含むさまざまな宗教団体から政治家を通じた理不尽な要請や実態の無い宗教法人の解散請求など、現在につながる宗教団体認証の裏側まで、縦横無尽に語り尽くし、宗教団体や政治家との関係なども理解できる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
2
宗教に対する政権の姿勢について学んだ。創価学会、オウム真理教、旧統一教会に加え政権内部の変化、具体的には安倍晋三の存在について知識が深まった。2024/08/31
のせなーだ
1
政教分離、カルト対策は大きな政治的課題なのに、自民党の無責任で恥知らずな政治家?が、票欲しさにカルトと深く繋がっているなんて。記憶にないとか嘘で紛らせてしらばっくれて自分を堂々と許しているだけ。自責の念とか反省とかはまったくないままで、それに何もしないリーダー不在の日本。カルトの被害者たちにどの顔下げて、政治家の立場で対峙できるのか。。家族、家族の絆という呪いの中で被害を受ける子どもたち。その教祖の家族はバラバラというお粗末さ。選挙の票欲しさの自公連立。宗教とカルトの区別の重要性。2023/05/23
老齢症状進行中
0
安倍元首相の狙撃事件を契機に問題が顕在化した旧統一教会ですが、本書では、日本での政治と宗教の関係と変遷がわかりやすくまとめられており、一気に読めました。前川さんに注目して読んだ本ですが、前川さんの考え方が非常に良質な感じで勉校になります。対談のため気軽にサクッと読めます。お勧めです。2023/12/20