内容説明
もうすぐ核戦争! 世界を破滅させる真の巨悪の正体とは?
情報なくして、判断なし――最高級インテリジェンスが明かす恐るべき真実。
泥沼化したウクライナ戦争は、核戦争を含む第3次世界大戦へと突入しつつある。
西側メディアは、ゼレンスキーはウクライナ防衛の英雄で、プーチン=ロシアは悪という善悪二元論的な情報を流しているが、そもそも戦争の原因をつくったのは、誰なのか。
停戦交渉に応じず、ウクライナ国民を見殺しにしているのは、誰なのか。
いまこそ私たちはまことしやかに流されるフェイク情報を慎重に見定める必要がある。
日本の安倍晋三元首相が暗殺されたことも、この世界の大変動と関連して見なければならない。
情報なくして、判断なし――ウソにまみれた世界のなかから真実を見つけ出す努力がいまほど必要なときはない。
そして、混乱を深める世界のなかで、日本はどのように思考し、どう行動するのか。
戦争をしない国・日本の責務が試されるときが迫っている。
日本人が知らない世界最先端情報を、ベストセラー『戦後史の正体』で知られ、国際政治の厳しさと外交の裏側を知り尽くす元外務省・国際情報局長の孫崎享氏と、
『属国日本論』を主著に、世界政治や金融をはじめ、さまざまなタブーに斬り込んできた副島隆彦氏が、語りつくす。
[本書の内容]
第1章 「安倍処分」の真相
第2章 ウクライナ戦争の真実
第3章 崩れた世界のパワーバランス
第4章 日米外交の正体
第5章 スパイと日本外交のリアルな話
第6章 戦争しない国 日本の戦略
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICKE
9
かなり高度な外交の話、この二方の対談でないと聞けない話があって有意義であった。松本竣介の「立てる像」。すべての紛争は外交で解決できるとの孫崎氏の言。2023/02/14
Tomomi Yazaki
6
本書ものすごいタイトルですが、対談相手は日本の大使ですので嘘はないと思います。その中でまず、阿部元首相の暗殺について語っています。首謀者は茂木、松野、木原と実名を挙げ、射殺したのは安倍晋三に覆いかぶさったSP。首に銃を押し当て2発撃ったのだとか。警察発表と検死した医師の意見の違い、そして検死結果報告書が出ていない現実。実弾すら発見されていない。この話はロシア・ウクライナ戦争、そして多数の官僚が首を切られたノーパンしゃぶしゃぶにまで及ぶ。どこまで信じていいのかわかりませんが、全て事実なのかも知れません。2024/11/02
松村 訓明(まつむら のりあき)
6
1976~1980年モスクワの日本大使館に勤務し孫崎さんの話が面白かったです。以下に紹介します。 「ゼレンスキーが、ミンスク合意を履行して、NATOをウクライナに呼び込むことをしないで、東部のロシア人にウクライナ人と同等の権利を与えていれば、今回のウクライナ戦争は起きなかった。過去、ウクライナ政府や私的暴力集団が東部のロシア系住民に対して、どのようなひどい残虐行為を行ってきたかも問われています。」(孫崎)96P 《続く》 2023/07/17
ミミミ
3
副島さんはじめましてだけど、あやしい……2024/02/19
ふく
2
孫崎氏は、具体的な人名や出典と併せての推察⇒(真実はともかく)知らなかった事実を知る事が多い。記憶力が超人!副島氏は初めてだけど、何故この2人???過激に題目→冷静に解説しているように見える?爆笑問題的な感じかな?冒頭のテーマはツカミなのかも知れないけど、ここで読むのやめちゃう人もいそうだけど、G20財務省中央総裁会議、ウクライナ関連、天皇訪中…文章化してくれて良かった。終盤の「世界の報道自由度ランキング」、併読していた池上彰著作も同様だった。何より戦争に巻き込まれたくないが1番。2023/09/09