内容説明
高知県旧物部村に伝わる民間信仰・いざなぎ流――。中尾計佐清太夫に密着した、16年にわたるフィールドワークによって祭文・法文・神楽、そして式王子の儀礼現場を解明した名著に、陰陽道、民俗信仰研究の現在を増補
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
5
陰陽道や修験道、仏教など様々な信仰が混ざり合った高知の民間信仰であるいざなぎ流。祭文や法文という形で中世の信仰の姿を留めているそれを、儀式の流れとテキストの解釈という形で考察していく。祭文というものにあまり興味が無かったが、リズム感があって(この表現が正しいかわからないが)面白いものと思った。終盤まで研究、フィールドワークの発表という形で進んでいくのだが、最後になってそれがひっくり返る瞬間があったのが印象的。著者の自分は学者なのか、それとも太夫の弟子なのか…という葛藤は図らずも文学的に感じる。2022/10/24
ひい
0
みっちりぎっちり寄り添って、具体的にどういう儀式が行われるのかが解説されていて面白い。 祭文から信仰体系を紐解くのも興味深い。2023/02/10
Junko Yamamoto
0
日本人の精神世界が凝縮している民間信仰。美しい。2022/01/23
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