内容説明
ミリオンセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が「世界を変えた哲学書100冊」を厳選、わかりやすく解説。最強のブックガイド!この1冊で、思想・宗教・社会・歴史、人間心理…の全体像がざっくりつかめる!本物の「教養」を楽しめる!『自省録』アウレリウス/『私たちはどう生きるべきか』シンガー/『人間知性論』ロック/『自殺論』デュルケーム/『経済学・哲学草稿』マルクス/『我と汝』ブーバー/『なぜ世界は存在しないのか』マルクス・ガブリエル/『オリエンタリズム』サイード/『大衆運動』ホッファー/『隷属への道』ハイエク/『論理哲学論考』ヴィトゲンシュタイン/『存在と時間』ハイデッカー/『新約聖書』/『コーラン』/『善の研究』西田幾多郎/『日本的霊性』鈴木大拙…2000年の間、各時代のすぐれた人々が人生を賭けて真剣に考えたこととは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョンノレン
40
哲学を筆頭に社会経済思想、宗教等人文知に関わる古代から現在に至る百名のビッグネームの珠玉の言葉やパラダイム転換の妙に唸ることしきり。本来難解であろう原文を噛み砕き簡潔に書かれているので、素人には有り難い。以下は覚書として。マルクス・アウレリウス自省録は今も色褪せず。肩の力の抜けているエピクロスは今も大好き。九鬼周造の離接的偶然と極微の可能性はヒュームと符合。P.フランクル、苦悩は自分の人生を全面的に引き受けようと努めている証。パスカルの無定義概念、人間は両極端の中間でのみでしか生きられない、そして賭け。2023/10/12