ケンエレブックス<br> 日本AV全史

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ケンエレブックス
日本AV全史

  • 著者名:安田理央
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • クラーケン(2023/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784910315225

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内容説明

アダルトビデオは終わったのか?
欧米のポルノビデオとはまったく異なる独自の進化/深化をたどり、“裏のクールジャパン”として世界の性産業に影響を与える日本のアダルトビデオを、その前史から現代まで、メディアの変遷、流行、社会状況そしてAV新法にいたる規制との駆け引きなど……、アダルトメディア研究の第一人者が多様な視点からたどる、もうひとつの文化史。
巻末には詳細な日本AV年表を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

原玉幸子

15
本書は、制作者と出演女性の意識、伝達媒体、法規制の線引き等其々の変遷に、近時問題視された出演を強要された女性被害者の事件性・犯罪も取り上げていて、全網羅のきちんとした(あとがきを読んで著者こそと思える)全史ですが、そもそも論を言えば、寧ろ風俗産業の世界と女性の際立つ自己顕示欲が蔓延る芸能界をどう捉え、そこにある(性)衝動と倫理・罪悪感は折り合いをつけるべきなのかを自問することになります。今や我々は、アイドルとAV女優も、正邪も善悪も表裏も、境目のない世界に居る?と、ふと思いました。(●2023年・春)2023/04/09

garth

7
タイトルについている「全史」の意味がしみじみと重い。「90年代にバクシーシ山下やカンパニー松尾、平野勝之らに代表される若き監督たちが、AVというジャンルの表現の枠を大きく広げることができたのもドキュメントという手法ならではだった。それがここで失われてしまうことになったのは残念でならない」2023/03/27

嗜好

1
厚みの割に意外とさらっと読めた。AV専門雑誌の廃刊によって、むしろ1980年代より2000年代以降の方が業界の当時のリアルな空気感が見つけられる資料が少ないという記述には驚きつつも納得し、その意味でもこのようなまとまった書籍を出してくれたことに感謝。10代の頃に集中的に見てその後完全に忘却していた女優(小川流果とか)の名前が出てくるたびに脳の変な部分が刺激され妙な感慨を覚えた。装幀が超良い。2023/03/21

コマンドー者

0
AVの歴史を総まとめにした一冊。文章のみで図版やスチール写真、ジャケ写などは一切ないのであくまで学術的な一冊である。2024/02/20

Wassssup_mymen

0
AV歴史書。AVの誕生から現在までを網羅した貴重過ぎる1冊。AVトレンドから読み解ける日本近代カルチャー史的な側面等もあり面白かった。歴史は繰り返すという点はAV史にも当てはまるようであり、AV新法によって懸念される影響についても書かれていた。AVは永遠で在るべき。2023/10/16

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