内容説明
「朝日」は、半世紀前も「朝日」だった──偏向、迎合、二重基準、情報操作、恫喝…孤立無援で戦った元朝日記者の痛憤の手記。名著復活! 〈新装版解説/髙山正之〉
感想・レビュー
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古本虫がさまよう
5
文春文庫では、櫻井よしこさんが解説を書いていたが、今回の本の解説は髙山正之さんが書いている。どちらも適任だ。 髙山さんの解説は、ご自身が読売と産経を受けた体験から書き始めている。朝日は当時から受ける気はなかったとのこと。そして、産経記者時代に体験した、朝日のさまざまな横暴な体質も批判。本にも出てくる、朝日の、これが日本軍の毒ガス作戦だ云々の「誤報」を正しく指摘した産経新聞に怒鳴り込んできた朝日の尊大オッサンと、記事の担当デスクだった髙山さんとの丁々発止のやりとり…。このエピソードはいつ読んでも抱腹絶倒だ。2023/02/12