偽りだらけ歴史の闇

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偽りだらけ歴史の闇

  • 著者名:佐藤洋二郎
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ワック(2023/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784898319673

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内容説明

さまざまな文学賞(野間文芸新人賞・木山捷平文学賞)を受賞している作家・佐藤洋二郎が、
日本史の「嘘」を一つ一つ読み解くことによって、書き下ろした画期的な歴史論。

歴史とは「接(つ)ぎ木(き)」のようなもの!
だから、敗戦後「民主主義」という言葉によって
日本の「歴史」は変わった。でも、「正史」より「稗史」「偽史」のほうに
真実の歴史が隠れているのかもしれない‥‥。

・「秀吉は中国人」という史書ありき?
・「帰化人」を「渡来人」と言い換える愚
・どうして「金」は「清」になったのか
・信長の比叡山焼き討ちは経済戦争
・消された龍馬と西郷の顔
・日本文化を破壊した「廃仏毀釈」
・日本は上代から軍事大国だった
・中韓だけがなぜ日本を嫌うのか
・韓国はなぜ「日王」と呼ぶのか
・高千穂は天皇の故郷か……


(著者からのメッセージ)
わたしが神社や離島を歩いて愉しんでいるのは、そこに文字を持たない神話や民話、伝承や伝説があるからだが、案外とこちらのほうが「歴史」ではないかと思うことがある。
本書は、それらのことを踏まえて、物語ふうに、私流の歴史観を書き綴ったもので、疑念も疑問を持つ人もおられるかもしれないが、興味を持っていただいた方々の、歴史観の指針にしてもらえればと思っている。

(著者略歴)
1949年福岡県生まれ。中央大学卒。作家・元日本大学芸術学部教授。主な作品集に『未完成の友情』『神名火』『東京』『グッバイマイラブ』、単行本未収録作品の『佐藤洋二郎選集1 「待ち針」』『佐藤洋二郎選集2「カプセル男」』などがある。『夏至祭』で野間文芸新人賞、『岬の蛍』で芸術選奨新人賞、『イギリス山』で木山捷平文学賞。小社からは小説『未練』を刊行している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

51
生きる悲しみと孤独をテーマに多くの作品を書いているベテラン作家が、作家の眼を以てわが国の神話時代から戦後を経て現代まで、時代を扼す「言葉」に切り込み、人物の事蹟を洗い出し、裏に隠された意味や真の姿を記す。伊勢の水銀と出雲の鉄、中国の国名「金」と「清」の話、「命」と「尊」、「帰化人」と「渡来人」等々、また外国文化を排した唯一無二の指導者秀吉、幕末の真の英雄は勝海舟か小栗忠順か、豊臣秀吉の再来とも喩えられる伊藤博文の出世譚。言葉が紡ぎ出した歴史以上に、無言の内に消されていった多くの歴史があることを教えられる。2023/05/16

T坊主

15
視力が落ちているが久しぶりに一気に読みました。著者の初めての本。私と同じ年代の団塊の世代の著者。戦後GHQにより洗脳されてきて戦後民主主義は自由過ぎておかしいと持っている私。著者の枯れた見方で、大いに賛成できるところもあり、知らなかったこともあった。歴史は勝者の歴史で勝手に変えられるし、知られたくない部分も隠される。又書き手もよっても違ってくる。若い人が読んでも多いに参考になる。2023/03/02

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