内容説明
1981年以来7回にわたり累計120の国と地域を対象としてきた世界価値観調査。日本人の考え方はどう変化し、世界の人の考え方との比較から何が見えるのか。 77の国と地域の最新調査データと時系列変化からクオリティ・オブ・ソサエティのゆくえを探る。新型コロナウイルス感染症パンデミック直後の日本追加調査を含む最新版!
目次
第1章 世界の中の日本のゆくえ──21世紀中盤を目指し,社会の質を高めるために[池田謙一]
1.1 2019年第7回調査を鳥瞰する
1.2 コロナ災禍下の2020年調査
1.3 日本社会のゆくえを創る
第2章 世界価値観調査とは[山崎聖子]
2.1 はじめに
2.2 世界価値観調査のスキーム
2.3 世界価値観調査から得られた知見およびネットワークを生かした活動
2.4 世界価値観調査のデータ利用について
第3章 個人・生活
3.1 主観的幸福感と生活・人生に関する意識[木村亜希・山崎聖子]
3.2 仕事や働き方に関する意識[大嶋寧子]
3.3 家族と文化[前田幸男]
3.4 ジェンダーに関する意識[中川紗佑里]
3.5 宗教に関する意識[日塔 史]
3.6 科学に関する意識[日塔 史]
第4章 社会
4.1 社会システム[前田幸男]
4.2 公的規範に関する意識[谷口尚子]
4.3 移民に関する意識[中川紗佑里]
4.4 他者への信頼や寛容性[柴内康文・竹本圭佑]
4.5 経済と格差に関する意識[日塔 史]
4.6 テクノロジーと個人情報に関する意識[日塔 史]
4.7 メディアに関する意識[小林哲郎]
第5章 政治
5.1 政治に関する意識[谷口尚子]
5.2 政治行動[池田謙一]
5.3 民主主義および政治制度に関する意識[谷口尚子]
5.4 統治の不安[池田謙一]
第6章 国家・国際社会
6.1 自国に関する意識[小林哲郎]
6.2 国際社会に関する意識[小林哲郎]
謝 辞──あとがきにかえて
引用文献
編者・執筆者略歴