90歳、老いてますます日々新た

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90歳、老いてますます日々新た

  • 著者名:樋口恵子/岸本葉子
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 柏書房(2023/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784760154982

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内容説明

手術も乗り越え、ますます元気な90歳の樋口恵子さんが、娘世代の岸本葉子さんを相手に、自称・ヨタヘロ最前線の研究者として、ヨタヘロ期(ヨタヨタヘロヘロしながらなんとか自立して暮らしている時期)の現実や、90代での発見、毎日を愉快に生きるコツ、万が一の備え、そして、若い世代へ抱く希望などをユーモアたっぷりに語ります。
話題は、これからの社会-家族のいない単身世帯が急激に広がるファミレス社会(ファミリーがいない社会)-を、どのようなしくみならうまく支えていけるかまで。
90歳の樋口さんと、その娘世代の岸本さんの対談は、人生100年時代を愉快痛快に、そして、安心して生き抜いていくための、知恵と勇気と希望を与えてくれます! 
今、自身の老いに直面しているシニア世代も、年老いた両親のことを気にかけている50代、60代も必読の一冊です。

■目次
1章 90歳になっての発見は?
90代は「未知との遭遇」/70歳の手術と90歳の手術は大違い!/「ヨタヘロ」は、日々新た! ほか

2章 ヨタヘロでも愉快に生きる。その秘訣は?
年を取ったら、体育会系!/コロナ禍で再認識した、人間関係の大切さ/人生100年時代の初代だからこそ、おもしろい ほか

3章 調理定年。日々の暮らしをどう維持する?
高齢女性は、栄養不足に注意して/80歳を過ぎたら、安否確認のシステムづくりを ほか

4章 いざというときのため、備えるべきことは?
延命治療の意思を伝えるリビング・ウイル/墓じまい、やってみたら意外にスムーズ ほか

5章 ファミレス社会をどう生きる?
人に心も家も開放して「ケアされ上手」に/これからはワーク・ライフ・ケア・バランス社会 ほか

6章 人生100年を幸せに生きるために
高齢期を生き抜くために「65歳の義務教育」を/ヨタへロ期だって町へ出よう!/一人暮らしだろうが家族がいようが幸せに生きていける社会に ほか

■著者プロフィール
樋口恵子<ひぐち・けいこ>
1932年東京都生まれ。東京家政大学名誉教授。同大学女性未来研究所名誉所長。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。東京大学文学部卒業後、通信社、出版社勤務などを経て、評論活動に入る。内閣府男女共同参画会議の「仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会」会長、厚生労働省社会保障審議会委員、地方分権推進委員会委員、消費者庁参与などを歴任。近著に『老いの玉手箱』(中央公論新社)、『90歳になっても、楽しく生きる』(大和書房)、『老~い、どん!2 どっこい生きてる90歳』(婦人之友社)など。

岸本葉子<きしもと・ようこ>
1961年神奈川県生まれ。エッセイスト。東京大学教養学部卒業後、会社勤務、中国留学を経て執筆活動に入る。心地よい暮らしや年齢の重ね方、旅、俳句など、さまざまなテーマについて、鋭い視点とユーモアあふれる文章で多くのエッセイを発表。また、自らの闘病体験を綴った『がんから始まる』(文春文庫)が大きな反響を呼ぶ。近著に『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『楽しみ上手は老い上手』(中公文庫)、 『60 歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『ひとり老後、賢く楽しむ』(だいわ文庫)など。

目次

はじめに
1章 90歳になっての発見は?
2章 ヨタヘロでも愉快に生きる。その秘訣は?
3章 調理定年。日々の暮らしをどう維持する?
4章 いざというときのため、備えるべきことは?
5章 ファミレス社会をどう生きる?
6章 人生100年を幸せに生きるために
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

53
娘世代の岸本との対談は、<次の世代に私自身の経験や80代、90代になって見えてくる現実をお伝えしておく絶好のチャンス!>と、手術を乗り越えた90歳の樋口は書き、さらに<私も自分自身の老いをいつも前向きに受け止めているわけではありません。/想像できなかった事態に直面し、戸惑い、うろたえ、思い通りにならないわが身を呪いたくなる日もあります。けれどもその一方で、新たな老いのステージにいる自分を俯瞰し、その変化をどこか面白がっている「ヨタヘロ研究者」のような自分もいます>とも。自分を俯瞰し、どこか面白がる――。⇒2023/05/10

とよぽん

46
自分と同年代の岸本さんが樋口恵子さんと等身大の「老い」について対談。だが、実はこの社会の問題点や今後必要となってくるであろう支援や制度など、鋭い視点と冷静な展望、自分事に終わらせない社会連帯の意識がうかがえる。私は、岸本さんの「おわりに」がずっしりとした重みをもっていて感動した。 樋口恵子さんのパイオニア精神、後続の人たちのために勇気をもって自らの老いに向き合う気概に胸打たれる。2023/04/20

明るい表通りで🎶

28
二人の対談を読み、ヨタヘロだって堂々と生きようと思いました。2024/08/05

ochatomo

9
『段差で転ぶのが80代、立っているだけで転ぶのが90代』 ヨタヘロの状態は日々初めての経験 クヨクヨ落ち込んでもまた起き上がって、楽しくなくても楽しげに生きる これからはワーク・ライフ・ケア・バランス社会 2023刊2023/10/03

アルパカ

7
樋口先生はユーモアもあり、上品。この年代の方が元気に活躍されているのを見ると励まされる。私も母の時は包括支援センターや介護保険などにお世話になった。自分の時はまたいろいろと事情が変わってくるだろうと思う。私も頑張ろう、という気持ちになる。2024/05/26

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