内容説明
中央新聞の那智紀政は、記者の叔父が残した、謎の建設工事資料の解明に取り組んでいた。叔父は、伝説の調査報道記者と呼ばれていたが、病に倒れてしまったのだ。那智は、仲間たちとともに、叔父の追っていた事件の闇に、少しずつ近づいていくが──。一方、鬼束建設の新井は、日本初の統合型リゾートの工事計画を任され、過去の汚名を返上しようとしていた。だが、新井の周囲には、計画を妨害するような不穏な動きが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a*u*a*i*n34
16
タイトル通りのベタなストーリーですがこれが面白いのですよね。ただ、これまでの作品に比べると冗長さが否めず、この辺りは本作が連載モノだったことも影響してそうです。次作に期待。2024/11/01
よっしー
8
★3.5 建設業界と政界は癒着っぽいことや馴れ合いはまだいっぱいあるんだろうな。2024/03/04
あつし@
7
*メニューの4年前の本棚で「傍流の記者」がちゃんと登録されているのに、書名検索から入ると「未読」のままだ。書面検索から入ってちゃんと「読了」と反映して欲しいのだが…。解決方法ご存知の方いませんか? *さて。面白かった。こういうジャンルが好きだと改めて思う。物語は記者出身の作者ならではの記者の矜持が描かれている。一方、今現在読むと上が政治的な圧力から握りつぶしたり、検察が腰砕けて巨悪に目をつむるという様な理不尽が描かれていなく理想的だ。こういう世界を取り戻して欲しい。不屈の記者に。2024/03/10
ちゃあぼう
6
カジノ建設をめぐる疑惑を不正を承知で落札を試みる政治家とその周辺の人たち、それに対し正しいことを貫こうとする現場の人。そして、その疑惑を追う新聞記者たちの攻防が詳細に描かれていて実に面白かった。描き方としては、正しいことのために動く記者と現場でのあらゆる局面からの板挟みになる新井の描写が交互に描かれていているが政治家たちの不正の壁が中々崩せずに、もどかしさを感じたが記者たちの粘り強い行動により局面が打開されていく展開が良かった。2023/07/05
おうさま
6
IR事業に絡む不正談合疑惑。真相を暴こうとする新聞記者、談合に巻き込まれるゼネコン社員、そして不正な利益を得ようとする政治家。元新聞記者の著者が描く、社会派小説。 読み応え十分の一冊。2023/07/03
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