内容説明
みんなで遊んで眠るだけの平穏な毎日をくり返していた「ぼく」。
見知らぬ男に道案内を頼まれたことで、いまの生活のおかしさに加え、あることに気づく。
「自分がだれだかわからない」。
町を出た「ぼく」は旅の仲間たちと出会う。
忘れていたことばと気持ちを思い出すにつれ、世界への疑問は深まるばかり。
旅のおしまいで待ち受けていたものは――。
いまを生きる勇気をもらえるファンタジー。
※『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
10
読み始めの最初は状況というか場面が全然イメージ出来なかったけど、読み進むにつれて、個々の話のタイトルの意味合いの感じとか、登場人物達の存在や状況、話の展開が徐々に見え始めて引き込まれていきました。 ジャンルとしてはファンタジーになるのかなぁと思うのですが、今まで読んできたファンタジーと風合いが違って不思議な感じと目新しさを味わいながら読めた作品だと感じました。(^_^)2023/05/04
灰音
5
最高すぎた。 男の子主人公が仲間を集めて自分探しの旅へ… この自分探しの内容が最後深すぎてめちゃくちゃ突き刺さりますおすすめ2023/11/20
ミナ
5
帯のソナンの作者がーっていうの辞めたほうがいいと思う。ソナンとかみたいにその人の半生を書き上げるというよりヤンのいた島みたいなよくわからん世界の話だから期待したのと違う!!となるから。もしかしたら、そうかもね。そうなら面白いねとも思う解釈だけど。2023/03/23
juneberry
2
なんだろう・・・?と思いながら読み進めて、ものの概念や物ごとが言語化されていることの意味というか、大きな役割を一番大きく感じた。新鮮な感覚だった。2024/01/24
Hamayan
1
読み進めるうちに、何故だろう?と疑問が次々と湧き、想像力をかきたてる。ファンタジーの楽しさを味わえる一冊でした。2023/11/28