内容説明
欧州から、アメリカ大陸、中東、アフリカ、日中韓まで、「絶滅」の危機に瀕する数々の食文化を紹介。そこには、環境破壊、グローバル化、紛争など、この世界の課題のすべてが詰まっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
41
読み友さんの感想より。生物や言葉、文化の多様性が危ぶまれている現在。こういう本がまとめられていなかった方が驚きかもしれません。私たちが失おうとしている伝統。種子や品種、加工技術…。さすがBBC、と言いたくなる取材力です。ただ写真がないので残念。検索しながら読みましたが、Youtubeに著者のレクチャーがアップされていたので、そちらでいくつかの食べ物を見られたのは良い収穫でした。これ、ぜひフルカラーで図鑑にしてほしいです。2024/06/21
鯖
20
核兵器の実験場となり汚染されたせいで採取できなくなったオーストラリアの根塊ムルノンやフェロー諸島で9か月干した羊肉シェスぺチャート等世界中で「絶滅」の危機に瀕している食文化を紹介する本。ただある程度はコスパで淘汰される食文化があるのもしょうがないんじゃないかな。絶滅危惧種保護とはまたベクトルが違うというか。多数にとって旨いものなら放っといても保護されるだろうし、欧米の()倫理と戦ってまで残したいのならば頑張るしかないだろうし。ただ昆虫食昆虫食って喧しい昨今ですが、他にやることはあるよなあとは思う。米食え。2023/02/28
tama_lion
3
250ページくらいで挫折。xxっていう在来食材があって、収量は低くて手間はかかるけどローカルな環境に適応してて栄養価も高くて、でも画一的な大規模農業に押されていったん消滅しかかり、いまは個人や草の根団体の努力で維持されてて、ときには温故知新的に都会のシェフが価値を再発見したりしてる... というだいたい同じ筋書きの短い章が何十個も続くのでさすがに飽きてしまった。全体の分量を半分、章の長さを倍にして、話にバリエーションをもたせたほうがいいと思う2026/06/24
riri4125
3
とても分厚く字も小さい本で時間はかかったが、読んでよかった。昨今の鳥インフルエンザによる卵の価格高騰などを見ても、著者が随所で訴えるモノカルチャーの弊害は大きいと感じる。これから異常気象などもますます激しくなる中、やはりその土地の気候風土に根づいた品種を絶やすことなく後世に引き継いでいくことは大切なのだろう。訳者があとがきに書いていたとおり、わたしもペリーが飲みたくてたまらなくなった。2023/04/22
takao
3
ふむ2023/02/09
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