内容説明
姫路の地で300余年続く尼僧庵・不徹寺。現住職の松山照紀さんは「駆け込み寺の庵主さん」として迷える女性たちを受け入れ、体を張って守ってきた。2匹の寺猫ともども傷ついた女性を癒やす庵主さんだが、その半生は激動の連続。学生結婚、シングルマザー、大病を経て看護師となった庵主さんは、なぜ不徹寺へと導かれたのか? そして不倫の恋やパートナーへのモヤモヤ、大切な人との別れなど、しんどい思いをどうとらえればラクに生きられるのか? 実体験に基づく禅の教えに、心がスッと晴れる「読む駆け込み寺」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mami
9
両親の葬儀の時にも思ったのだけど、臨済宗のご住職って往々にして個性派揃い。法話も心に残るものが多いなという印象。波乱万丈な人生を送り出家なさったこの庵主さんへ会いに、不徹寺を訪れたくなりました。2023/04/08
しま
7
自己啓発的な内容かと思ったら、照紀さんの半生記という感じ。結構な波瀾万丈。こういう方がいてくださると思うと、もう少し頑張れる気持ちになる2024/04/07
やん
3
図書館で見かけて。著者の照紀さんはさすが庵主さん(尼寺の主である尼僧)だけあって語り口が軽やか。正直。何より温かい。同性の年上の人でないとわかってもらえない悩みが年を重ねると出てくる。不徹寺に行ってみたいけれど、行かずとも本書を読んで照紀さんの言葉と対話を重ねれば、今を生き抜く力が自分にもあると気づくことができそうだ。読みやすいから読み流してしまいそうだけどいい本だなってじわじわ思う。とりあえず旧Twitterをフォローしてみた。2024/01/23
yasuko
1
こんな尼寺もあるんだと思った。またfacebookやTwitter、Instagramもやってるみたいで早速フォローしてしまった。2023/04/24