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内容説明
15世紀、カスティーリャ王国の王女イサベルは、国王である兄から、望まない結婚を命じられます。しかしイサベルは、自分でアラゴン王国の王子フェルナンドを相手に選び、結婚しました。のちに、女王となったイサベルが治めるカスティーリャと、王となったフェルナンドの治めるアラゴンが統一されてスペイン王国となり、イサベルは建国の母とよばれるのです。イベリア半島からイスラム勢力を撤退させるレコンキスタ(国土回復運動)を終結させ、コロンブスの航海を支援したことで知られる偉大な女王の生涯を、コミックと記事でわかりやすく紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
青池保子さんのアルカサルを愛読していた自分にとって、スペイン創生の物語はほろ苦いなあ。読み進めているうちに彼女の四女・カタリナが、ヘンリー8世の最初の妻・キャサリンと知り娘さん大興奮。激動の時代を良き伴侶とともに治めた女王の物語、面白かったです。2023/06/12
どあら
20
図書館で借りて読了。大変な人生…💦2023/04/14
えすてい
12
カスティーリャ王国の女王として現在のスペインの基礎をつくり、レコンキスタを終わらせコロンブスを支援した名君。時代が時代(15世紀)だから跡継ぎだの政略結婚だの次の王位継承は誰の連続でもあり、ターゲット層にはややとっつきにくいところもあるかもしれない。カステラの語源がカスティーリャから来てることにも触れられている。ところでフィクションでは根強い異世界ブームが続く中で、フィクションで描かれる「異世界」を彷彿とさせる作画。そこはターゲット層には親しみやすいか?なかなか珍しい人物を子供向け伝記で取り上げた。2023/02/08
スゲ子
5
迎夏生さんの女帝モノ伝記漫画はいい…!レコンキスタ完了させたりコロンブスに出資したり世界史的なことはいろいろあったけど1番インパクトあったのは、15歳の時異母兄に結婚を命じられるんだけどその相手が「43歳の女好きの騎士」でそんな結婚普通に嫌だろって思ったら「政略結婚はかまわない。しかし私はカスティーリャの王女、王族でない者との結婚は死んでもしない…!」って断食してお祈りするとこ!王族としての気概が凄すぎてちょっと引いた!そしたら結婚直前に相手がマジで死んじゃってもっと引いた!2023/04/16
ジュリアンヌ
4
スペイングラナダに行ってから興味がつきなかったところ、ちょうど今年に出版されてたので。 気高く強い公正な女王でとても格好良い。 自らを自分で政略結婚の道具とし、伴侶を選び取りカトリック両王として当時、王に並びだった実力は相当なものだったろう。 スペインやあちらではかなり有名人だと思うけれど日本ではそこまで知られてないような。伝記で詳しく読めてよかった!絵も可愛らしくて素敵でした。2023/03/26