ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術

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ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術

  • ISBN:9784799329085

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内容説明

ブレイクスルーは対話から生まれる
自分を、組織を、未来を変える
リーダーが知っておくべき「対話」の底力

変化が激しく問題が複雑に絡み合った現代は、一人の人間が
既知の知識やものの見方を使って答えが出せるほど簡単な時代ではありません。
実際、仕事をするなかで、従来のやり方では行き詰まりを感じている方も少なくないでしょう。
これまでのものの見方、これまでの常識、これまでの成功体験が通用しなくなった今、
かつてないほど対話の果たす役割は大きくなっています。(「はじめに」より抜粋)

本書では、チームづくりやアイディア創出、問題解決といった目的ごとに
プロセスを実践するための対話の基礎力と、その実践方法を解説します。

著者はベストセラー『リフレクション』で
メタ認知と振り返りの重要性を説いた熊平美香氏。

対話の5つの基礎力として、
「メタ認知」「評価判断の保留」「傾聴」「学習と変容」「リアルタイム・リフレクション」
を挙げ、オリジナルのフレームワークとともに実践的に紹介します。



<こんな人・こんなシーンにおすすめ>
・関係者が増えると予定調和な結論になってしまう
・組織を変えたいのに、過去の成功体験にしがみついてしまう
・チーム間で学習を促進させたい
・心理的安全性の高い組織をつくりたい
・多様な関係者とともに価値創造をしたい
・自分の固定概念に気づき、アップデートしたい

<推薦コメント>
◎――Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長 伊藤羊一氏
仕事する上で、常に横に置いておきたい一冊。
1on1のときにも、アイディアを考えるときにも、問題解決をするときにも。
様々な局面で、本書に書かれている感覚がほんとうに大事。

◎――面白法人カヤック 代表取締役CEO 柳澤大輔氏
対話こそが、世界をよりよくする唯一の手段。
対話がビジネスシーンにこそ求められる理由は、ビジネスを変えてこそ世界が変わるからです。
この本は、ビジネスにおける対話の価値を、「チームワークをよくするためのもの」から「問題解決やイノベーションを起こすためのもの」へと再定義しています。

<もくじ>
はじめに
第1章 対話のスキル
第2章 共創するチームの対話
第3章 多様性を価値に変える対話
第4章 創造性を高める対話
第5章 厄介な問題解決のための対話
おわりに
参考文献・WEBサイト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

35
リアルタイム・リフレクションとは、対話に参加しているときに、自分の言動と内面をメタ認知することだ。 「今、自分はディベートモードになっていないか」「今、自分はどのような気持ちで対話に参加しているのか」「今、自分は評価判断を保留にできているのか」「今、自分は何を学習しているのか」「今、自分の考えやものの見方が、どのように変化しているのか」など、対話をしている最中に、自分に起きていることを俯瞰する。私たちは人間なので、気をつけていても、評価判断をしてしまうことがある。2023/07/18

むらさき

14
めちゃくちゃ良い本でした! メンバーとの1on1に苦手意識を持っていたのですが、本書を読んで方向性を学べた気がします。 意見の背景(経験、感情、価値観)を知るのは共感できて、そこをちゃんと理解するのは大切ですね。 メンタルモデル、リフレクションの考えも新しい概念でした。 自分がぶれると解釈もぶれるのは実体験としてあるので、そこを理解するフレームワークが学べたのが一番の儲けだと思っています。 会社のどのレイヤーの人にもおすすめできる一冊。 特に人と関わりが多くなってきた人は学びが多いと思います。2023/05/13

はとむぎ

12
Audibleにて。人の認知は必ずバイアスが潜む。事実は、人の認知で作られる。事実は様々な側面から見ないと、その全容はわからない。だからこそ様々な人が必要でその協力が必要である。多様性を生かすことの重要性とその方法を教えてくれる良い本でした!2023/11/02

ace

6
新しい価値や解決策を生み出すには対話が大事である。4章以降のデザイン思考、氷山モデル、セオリーオブチェンジ等は参考になる。それらの基礎となる対話が如何に難しいかを改めて知る。対話の基礎力として、個人レベルでメタ認知、評価判断の保留、傾聴、学習と変容、リアルタイムリフレクション、対話の破壊者にならないことを、チームとして、内発的動機を見つけ一丸となり、チーム学習を行い、心理的安全性を築いた上で、用語の摺合せ、行動背景の理解、判断基準の明確化、一緒に実現したいカルチャーを明らかにすることが必要としている。2023/10/10

ロベリダ

4
人の根底にある「メンタルモデル・価値観」が ビジネスにおいては正負両側面あることを前提に、どうすれば価値観を軸に良い発想を作り出すのか?どうすれば負の側面を脱却し、よい状態を作りだすのか?というのが命題。 特に重要なのは「判断基準を置いておく」という点。人の話を傾聴しようとはよく言われるが、聴く姿勢(見える)ところだけの言及で、メンタルモデルにはあまり触れられていないように感じる。 思うところはあるかもしれないが、一旦置いといて、というのが真に対話の力を活かすには必要なのだろう。2023/06/18

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