やっかいな問題はみんなで解く

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やっかいな問題はみんなで解く

  • ISBN:9784790717737

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内容説明

「地域にもっとにぎわいがほしい」「困っているはずの人から声が上がらない」「せっかくの専門知が専門外の人に伝わらない」。災害復興、再生医療、にぎわい創出、創造教育……境界を越え困難に立ち向かう作法と実践。共助で新しい価値を創る。

目次

序(堂目卓生)
第Ⅰ部 共創の作法
第1章 やっかいな問題はどこから来て、どこへ行くのか(山崎吾郎)
第2章 問題を問い直す――共創の始め方(山崎吾郎・大谷洋介・戸谷洋志)
第3章 成解を導く力を身につける――学びの往還(八木絵香・工藤充・水町衣里)
第4章 ネットワークをつむぐ――人と人とをつなぐ人の作用(菅野拓)
第5章 社会イノベーションを教える――異文化協働体験とのかけあわせ(辻田俊哉)
第Ⅱ部 共創の現場
第6章 +クリエイティブ――KIITOの実践(永田宏和)
第7章 教育 × 地元学――ともに学ぶ十津川村の中学生と大阪の大学生(上須道徳・立石亮伍)
第8章 アートが農村と出会うとき――アートプロジェクトの役割(松本文子)
第9章 小さな声――弱さが担うまちづくり(石塚裕子・今井貴代子)
むすび(山崎吾郎)
もっと学びたい人のためのブックガイド
コラム
1 やっかいな問題(山崎吾郎)
2 化粧品における特定成分フリーをめぐる問題(山脇竹生)
3 「対話ツール」のデザインコンセプト(岩田直樹)
4 新たな荒野で、新たな生態系をつくる(田村太郎)
5 社会イノベーション教育とその実践から得た学び(大木有)
6 自分の半径500mをより良くする(和田武大)
7 「とつユメ」の贈りもの(向平眞司)
8 非線形の思考としての芸術(石川吉典)
9 地域に生きる「小さな声」の一人として(矢吹顕孝)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nagata

4
答えが未明であるどころか、どこから手を付けていいのかわからない「やっかいな問題」は、みなで智恵を出し合い、その集まった知を力に変えてこそ、実践的な課題解決へとつながる。その際に互いの信頼関係がベースにないと長続きしないというのは大きな気づきだった。2024/09/29

乱読家 護る会支持!

4
地域社会での問題点など、「やっかいな問題」を「みんな」で解くための本。 「やっかいな問題」を解く以前に、解決の主体者、当事者としての意識の低い人たちをどうやって「みんな」として、テーブルについてもらうか。 一番の課題はそれのように思う。 例え、当事者でなくても、自分なりに解決策を考えることが大事だと思うのだけれど、日本人は「誰が悪い」と、為政者の問題にしがちなのが一番の「やっかいな問題」のように思う。2023/07/17

がんぞ

2
社会学者リッテルが提唱した「やっかいな問題」 ①「正解がない」②「終わりがない」③「真偽ではなく善悪が問われる」④「解決策の有効性を検証する手段がない」 ⑤「試行錯誤から学べない」⑥「計画の全貌も不定」⑦「2つ同じものがない」⑧「目の前の問題は、別の問題の一端かもしれない」⑨「どう説明するか」⑩「間違った解決はさらなる困難をもたらす」さらに気象変動問題のように「期限が切迫」「認めない者が問題先送り」超やっかいな問題/一地域であれば利害関係者が全員で「できることは?変えるべきは何か?話し合うしかないだろう 2025/04/05

takao

2
ふむ2023/05/13

あこん

1
共生2023/07/07

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