内容説明
昔のことは覚えていない。未来のことも知らない。今は、たしかにここにある――墜落によって負傷した「僕」は、病院を抜け出して「彼女」のところへ向かう。平穏な暮らしを夢見る「彼女」と空に戻る日は来ないと予感する「僕」は地上を逃げる。翼を失った永遠の子供・キルドレの物語。 〈解説〉押井守
巻末著者インタビュー〈聞き手〉清涼院流水
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さくさく
15
シリーズ第5作。墜落して負傷した主人公が病院から脱走して彼女のもとへと向かう。ここでいう僕や彼女とは誰なのかが抽象化されていて、読み手の解釈に委ねられている。空を飛びたい衝動を抑えきれないのがキルドレの宿命であって、それが何よりも苦しいというのは彼がまだしっかりと生きている証拠なのだろうか。シリーズ最終作へ期待。2026/01/30
あい
12
このシリーズは全て主人公の視点で語られるので、主人公が実際に見た景色や発した言葉が書かれており、周りの状況は語られない。なので主人公が誰なのか明確に書かれていない中で読み進めるには少し不安があった。まぁ、多分こんな感じでいろいろ経由しているのかな?と想像して読み終えた。人は見たいものしか見ない、人は自分の望むものを信じたがるという言葉を思い出しました。2023/04/13
duzzmundo
10
時系列としてはスカイクロラシリーズの4作目。おもしろかった。相変わらず作品のトーンがいいですね。潔いというか、儚いというか。 主人公の《僕》を誰を想定して読むかで、内容がけっこう変わってくるかも。謎はまだ深まるばかりですが、次でけっこうわかるという噂なので次巻に期待。絶対に装丁は通常版の方がよい。漫画っぽい絵だと作品が安くみえる感あり。もったいない。2023/03/22
さの棒術
4
この新装版は、巻末のインタビューを目当てに読んでいます。それはさておき、主人公の僕は誰なのか?については読む人それぞれで解釈していいと思っているし、どうでもいいとさえ思っていた。個人的には全ての僕は、草薙水素だしクサナギ・スイトだと思っている。が、しかし、きちんと検証した事がない。新装版が出揃ったので「僕は誰なのか」をテーマにもう一度読み直してみようかと思い始めている。新装版のフラッタ。。を飛ばして読んでいる事に今気付いた。2024/08/05
マオ
4
全体的にモヤがかかったようで、「僕」が誰かもはっきりせず、「僕」自身も把握していない。この後にもう一度「スカイ・クロラ」を読もうと思う。2024/06/21
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