ブルーバックス<br> 二重らせん

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ブルーバックス
二重らせん

  • ISBN:9784062577922

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内容説明

生命科学の基礎を築いた大発見の舞台裏
ワトソン博士ノーベル賞受賞から50年を記念して新書化

DNAの二重らせん構造はどのように発見されたのか
共同発見者のフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ライナス・ポーリングの猛追をかわして、二重らせん構造の発見にいたるまでの、その舞台裏をワトソン博士が赤裸々に綴った感動のドキュメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

84
江上不二夫氏が翻訳に係わっているということで手に取りました。確かに発見の過程にはワクワクするのですが、福岡先生の”生物と無生物のあいだ”で暴露されていたロザリンドの件が頭から離れず、なんだかなぁ感が終始付き纏い、冷めた目線での読書となってしまいました(泣)。 2015/11/14

ガクガク

68
生物学史上、20世紀最大の成果と言われるDNAの『二重らせん構造』を発見したジェームス・D・ワトソン自身が書いた、発見に至るまでの研究者間の息詰まる攻防を書いた記録。発見から既に60年、DNAという言葉が日常化し、ヒトの全ゲノムが解明された今日では隔世の感があるものの、当時のワトソンやクリック、モーリス、ポーリングら関係者の緊迫感ある動向がリアルタイムで伝わってきて興味深い。高度な研究に没頭する思考と、テニスやパーティに興じる日常生活が同じ目線で描かれているのも、ワトソンの人間性が現れているようで面白い。2014/06/16

s-kozy

49
DNAの構造を発見した科学者によるその当時の回顧録。あまり読みやすい文章ではなく、登場人物の多さには難儀するけど内容は面白かった。科学者って、もっと世俗から離れているような気がしていたけど、こんなに女の子が気になったり、パーティーを楽しんでいたりするんですね。人間的でおかしかった。2013/08/10

ローレンツ🐾

34
DNAの二重らせん構造の発見、また本書の初版発行から半世紀以上がすぎているが、いまだにこの研究成果の業績は輝かしく廃れない。本書の内容はワトソンのエッセイ的な感じではあるものの当時の世界観や文明感なども読み取れて面白い。本書とか関係ないが、個人的にはロザリンド・フランクリンの研究成果に対してノーベル賞受賞があってもよかったのではないかと思う。2022/08/31

hit4papa

20
ノーベル生理学・医学賞を受賞したワトソン博士による、DNAの構造を解析するに至るまでのドキュメントです。野心がぷんぷん匂ってくるような回想録になっています。あけすけな発言で物議を醸した本でもあります。

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