富士見ファンタジア文庫 コミュ力向上のために言語スキルをマスターしたら、引く手あまたの英雄になりました

著者名：鈴木竜一【著者】/フェルネモ【イラスト】

KADOKAWA（2023/01発売）

• ISBN：9784040748795

内容説明

名門魔法一家に生まれながら魔力ゼロのハーレイは、家族から冷遇され話すこともなくなる。しかし叔父から薦められた≪言語スキル≫を習得して彼の人生は一変。言語統一や詠唱吸収、有能スキルで引く手数多の英雄に！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

魔法使いの名門に生まれながら、幼い頃から魔力がなくて家族から虐げられていた少年ハーレイ。養子に出された彼が言語スキルを獲得したことで人生が一変するサクセスファンタジー。養父のモイゼスが用意した言語スキルで話術向上、モンスターの言語習得、他人の嘘看破などのスキルを得たハーレイ。モンスター襲撃事件で令嬢のピンチを救い、嘘看破で旧鉱山の謎を明らかにし、モンスターの村での意外な出会い、思いを伝えるための協力と、現段階で活躍はまだ英雄というほどではなかったですが、好転した人生がこれからどうなるのか今後の展開に期待。

2023/01/20

[まっさん]

★ カクヨム版未読。タイトルから連想できるようにThe･なろう(カクヨム)小説といった作品でした。 物語は代々莫大な魔力を持つ家系に生まれた主人公･ハーレイが、魔力を持たない故に冷遇され、その境遇から話すを事すら出来なくなってしまった所に「言語スキル」を修得する事で道を切り開いていくというものでした。とにかくツッコミ所が多い作品で、良くも悪くも頭を空っぽにして読まないと読み進めにくかったですね。例えば、護衛対象である王女の情報をぺらぺら話す兵士やモンスターの存在に直ぐに順応する王族、何年も冷遇されトラ→

2023/03/18

[真白優樹]

魔法使いの名門に生まれながらも落ちこぼれ故に養子に出された少年が、言語スキルを手に入れ始まる物語。―――言葉が世界を広げる先、彼の成長は目を覚ます。　商人向けスキルの筈がその力を十全に引き出せた事で、様々な繋がりと功績を得ていく物語であり、真っ直ぐに成長していく面白さのある、真っ直ぐ王道的な物語である。始まったばかりの英雄になる道、果たして少年はどんな英雄になっていくのか。どんどんと成長を積み重ねていく中、虐げてきた者達を見返すことは出来るのか。次に待っている日々とは。 次巻も須らく期待であるべし。

2023/01/24

[なぎ]

魔力ゼロで生まれた主人公・ハーレイは家族から冷遇され喋れなくなってしまう。叔父の薦めで言語スキルを習得してから彼の人生は変わっていく。ハーレイの家族が酷い奴らばかりだったので叔父夫婦の優しさが余計に際立っていてハーレイが段々と年相応に無邪気になっていくのに安心しました。ヒロインズは皆可愛いし、主要人物に嫌味なキャラがいないので読みやすいのが魅力の一つ。個人的にはセスとお姫様のエピソードが一番心にグッときました、セス男前やん。まだ序章なのでいつかハーレイを虐げた家族達がギャフンとなるとこを読みたいです。

2023/02/05

[史]

スキル系ファンタジーなんだけれども、その部分は少し薄め。なのだからもう少し重さがあったほうが好みだったかな。内容としては一つのきっかけで運命が変わるというのは王道であり、伝えられるという部分を軸にしてるのは中々熱いものがあります。その軸や土台はしっかりとしているのだから、ウェブ小説の流行に寄せすぎているのは、なんともこう、荒削りとか原石とかって感じでもったいなさがある。それでも悪くない。

2023/06/07