内容説明
「好きなこと、素敵な予感のする方へと歩いてきただけだ」――イヤなことから逃げても、幸せに生きるやり方がある。やってみたら、自分のやり方が見つかる。みんなそれぞれ、性分に合った生き方をすればいい。ミュージシャン、カレー店オーナー、シングルファーザーとして。たっぷりの喜びと苦しみ、人生観をつづった、16年ぶり待望のエッセイ集。働き方や子育てに思い悩んだときも、新たな一歩を踏み出す力をくれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いわし
48
曽我部恵一はとてつもなく格好良い大人だ。僕が愛してやまない中村一義や小沢健二は「あの頃」が最強だった。でも曽我部恵一は、「今」が最高だと思う。男手ひとつで3人の子供を育てながら音楽と真摯に向き合う彼のエッセイは、彼の音楽と同じようにすんなりと心に馴染む感じがする。Audible版は朗読も曽我部恵一。ソングライターとして確かな才能を持つ曽我部恵一の心地よい文章を、シンガーとして唯一無二の声質で聴く贅沢な時間。いつも素敵な音楽で、僕の人生を彩ってくれてありがとう。熱くて濃いコーヒーを飲みながら、しみじみと。2024/02/08
ニッポニア
46
Audible。曽我部さんの声で聞く。音楽はずっと聴いていますが、知らぬ間にシングルファーザーになっていたとは。子育てと音楽と、その他もろもろ、大変だろうけど、楽しんで生活する様子を生々しく描くエッセイ。こういうふうに歳を取りたい、とか言いつつ、そんなに変わらないから、歳を取れているかな、と自分を見直しつつ、惜しみながら読み終えたのでした。2023/09/16
ゆき子
7
サニーデイ・サービスの曽我部さんのエッセイ。 曽我部さんとかキリンジの堀込高樹さんの書く歌詞(特に90年代の)は、前衛の現代詩や文学みが強くて本当に素晴らしいと思っている。そういう選び抜かれた言葉も好きなのだが、このエッセイのような肩の力が抜けた文章もとても良い。2023/12/10
いーら
6
曽我部さんの文章はいつも日常を色鮮やかにする。何気ない日常、モノクロだった景色が色付く。いい匂いのする方へ…素敵な予感のする方へ…いつも進んでいる曽我部さんだからこそなんだろう。曽我部さんの作る音楽は勿論大好きだけど、エッセイも定期的に書いて欲しいなあ。飾らない曽我部さんの笑顔が思い浮かぶ素敵な作品。2024/03/11
オジャオジャ
5
飾らない等身大のラフな文章で大変読みやすかった。娘のうみちゃんと銀杏BOYZやら東京初期衝動の話をする曽我部さんが微笑ましい😀2023/12/23
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