内容説明
職業婦人になるべく上京した椎葉桜子(しいばさくらこ)は、大家に紹介された奇妙な探偵事務所で、お手伝いとして働き始める。そこにいたのは、およそ探偵には見えない美貌の男、犬神零と、不遜にして不思議な雰囲気の少年、ハルアキ。事務所は依頼が来なくて閑古鳥が鳴く有様だが、彼らが専門に扱うのは、人が起こした事件ではなく、呪いが引き起こす『怪異(けい)』だった。ある日、桜子は零の調査に同行する事になり――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫音
3
美丈夫の探偵、ワケ有り女子、謎のショタが繰り広げる退魔ファンタジー。三人ともそれぞれの持ち味があって大変美味。特に探偵の零は存在自体が癖の塊。刺さる人にはブッ刺さるかも。2話収録でどちらもバトル描写が圧巻でした。ほんのり切ない要素もあって面白かった。2024/01/02
桜城誠
2
世界観設定は好みだったものの、桜子の強気な性格が合わず……。鴉揚羽の話は桜子がでしゃばらなかったので楽しめたが、扉の話は完全に足手まといだったためイライラしてしまった。 重要アイテムを忘れる→ピンチ→ハルアキが助けに来る。という展開が2回続いたときは流石に学習しろよと思った。 零の謎は気になるので続刊出たら買うかもしれない。2023/01/22