内容説明
発想力、思考力、行動力――すべては好奇心から生まれる。曾祖父のために新聞の字を拡大できるアプリを開発したプログラミング好きの高校生、数百万する装置を3万円で手作りし「火星の水」を研究した定時制高校の科学部――オリジナリティ溢れる研究で賞を獲得した10代の若者たちは、どう好奇心を育み、新しい考えを形にしたのか。世界的に著名な研究者にも取材し、科学的に考える力の育み方を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
23
「スーパーサイエンス・ハイスクールの実態」という週刊誌の記事がベースだそう。子どもだってすごいんだぞ!大人のミニチュアじゃないんだぞ!好奇心の芽を育てるって大切なんだぞ!ということのようですが、好奇心の種を育む環境にあった恵まれた子どもたちということで、食うに困る子たちには縁のない話だよなというとこに着地してしまった私を許してください。子どもを育てるのは大人の義務だと思っちゃいました。それが未来につながる。2023/04/06
猫柳
4
疑問を持つことが種をまくこと。種を巻かなければ花は咲かない。子どもの持つ興味関心を阻害せず、大人はサポートすることが大切であるとのこと。科学的思考が養われるだけでなく、興味関心を受け入れることはその子のことを受け入れることになるため、自己肯定感も高まるだろう。科学的思考を養わせることはビジネスシーンでも役に立つ。本書の大部分である、子ども達の事例の紹介は、本当に読んでいてワクワクした。2024/03/06
chi0926
4
どの子も経済力がある家庭の子で、地頭がずば抜けている子(難関中合格者ばかり)。お金と頭脳と環境がそろえば、そりゃねぇという感じ。「科学って面白いからみんなやってみよう!」とすそ野をひろげたり、子供みんなにメッセージできる本ではない。2024/01/17
takao
2
ふむ2023/06/29
skr-shower
2
TVの取材を受けて見ていた小中学生が留学して研究を進めていたり。大きくなったなぁと親戚のまなざし。2023/03/28