銀座に住むのはまだ早い

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銀座に住むのはまだ早い

  • 著者名:小野寺史宜
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 柏書房(2023/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784760154920

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内容説明

『まち』を愛し、
『ひと』を書く作家(千葉在住)、
上限五万で住めるまちをゆく!

★本書の内容
ノー銀座、ノーライフ。銀座がないなら人生じゃない。

それほどに銀座が好きで、可能なら住みたいと思っている。
けれど。小金持ちですらない「僕」には難しい…。

それでも東京23区に住んでみたい。と、昔から思ってきた。
今も千葉県にある家賃5万円弱のワンルームに住んでいる。
同じ条件なら、どこに住めるだろうか?

その他条件は
フロトイレ付
管理費・共益費込み
定期借家を含まない
だけ。

それ、50代がやる企画ですか?
と言われそうだけど、実際に探して歩いてみた。
歩いた通りに、書いてみた。
書いたらもっと、小説を書きたくなった。

本書はそんな、足掛け3年の記録である。
2019年本屋大賞2位『ひと』の作家、人生初のエッセイ集に挑戦!

★実際に歩いたまち
神田にたゆたう神保町、川を感じて住む小岩、静かに元気な西荻窪、あれこれ不思議な浮間舟渡、端でもにぎわう蒲田、浅草も香る田原町、隣駅の魅力に満ちた要町、まどろみ落ちつくお花茶屋、町に紛れる大森海岸、都電が愛しい東尾久三丁目、ジャズもそよぐよ中野新橋、彩り溢れる三田、台に住もうよときわ台、キュキュッとまとまる都立大学、島感強めの王子神谷、駅前キュートな下落合、何だか広いよ東大島、ふんわりやわらか世田谷、何ともほどよい新大塚、公園と生きる石神井公園、未知を知る鐘ヶ淵、散歩で渋谷へ代々木上原、銀座の風吹く月島

★巻末にはおまけの書き下ろし短編小説「十一月二日、正午にA2出口」付き!

★本作に登場する小野寺史宜の小説一覧
『片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ』『東京放浪』『今夜』『ホケツ!』『ナオタの星』『ライフ』『まち』『ひと』『その愛の程度』『みつばの郵便屋さん』『片見里荒川コネクション』『ROCKER』『タクジョ!』『今日も町の隅で』『それ自体が奇跡』『食っちゃ寝て書いて』『ミニシアターの六人』

目次

前日譚 ノー銀座、ノーライフ
はじめに
第一回 千代田区 神田にたゆたう神保町
第二回 江戸川区 川を感じて住む小岩
第三回 杉並区 静かに元気な西荻窪
第四回 北区 あれこれ不思議な浮間舟渡
第五回 大田区 端でもにぎわう蒲田
第六回 台東区 浅草も香る田原町
第七回 豊島区 隣駅の魅力に満ちた要町
第八回 葛飾区 まどろみ落ちつくお花茶屋
第九回 品川区 町に紛れる大森海岸
第十回 荒川区 都電が愛しい東尾久三丁目
第十一回 中野区 ジャズもそよぐよ中野新橋
第十二回 港区 彩り溢れる三田
第十三回 板橋区 台に住もうよときわ台
第十四回 目黒区 キュキュッとまとまる都立大学
第十五回 足立区 島感強めの王子神谷
第十六回 新宿区 駅前キュートな下落合
第十七回 江東区 何だか広いよ東大島
第十八回 世田谷区 ふんわりやわらか世田谷
第十九回 文京区 何ともほどよい新大塚
第二十回 練馬区 公園と生きる石神井公園
第二十一回 墨田区 未知を知る鐘ヶ淵
第二十二回 渋谷区 散歩で渋谷へ代々木上原
第二十三回 中央区 銀座の風吹く月島
おわりに
小説 十一月二日、正午にA2出口

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

236
小野寺 史宜は、新作中心に読んでいる作家です。銀座の街に関するエッセイかと思いきや、上限五万円で住める東京23区のまちを探索する足掛け3年の記録でした。 しかしスタートの千代田区からして6万円と予算オーバーを許してしまう緩い企画でした(笑) 私なら、神田神保町ではなく、神田岩本町を選んで5万円以下の物件を見つけられる自信があり〼 https://www.kashiwashobo.co.jp/book/97847601549202023/04/25

モルク

118
初のエッセイ集。銀座愛に満ちた著者が銀座には住めないけれど家賃5万円以内で住める住居を東京23区内で探すという「SUOMOタウン」で企画連載されたもの。選んだ物件の周辺を散策し公園、店舗を訪れる。地図を開きながらあら、ここの公園かしら、図書館も…と一緒に楽しめる。そして小野寺作品の登場人物に関わる町もあちこちにあって、ここだったのかと感慨に浸る。2023/04/04

まちゃ

113
作品の印象とはまた違う小野寺さんの人となりを垣間見れて新鮮でした。「ノー銀座、ノーライフ」とは(笑)。毎回の喫茶店とランチ探訪は微笑ましく、羨ましかったです。不動産・住宅情報サイト「SUUMO」とのタイアップ企画。東京23区ならどこに住むか、家賃5万円ならどこに住めるのか。小野寺さんが実際に現地を歩いたエッセイ。2023/03/01

ゆみねこ

97
小野寺さんのエッセイは初読み。不動産情報サイトSUUMOとのコラボで東京23区内で上限5万で住める物件を探しつつ町を歩きランチを楽しみ美味しいコーヒーを飲む。その町の図書館を訪ねて自作の蔵書数を確認したり、過去の作中の登場人物の住む場所やエピソードもあったり、小野寺ファンは楽しめること間違いなし!掌編小説も含め堪能しました。2023/03/12

Ikutan

86
銀座の街が大好きだという小野寺さんが、東京23区のそれぞれの町で、家賃5万円以内の物件を選び、周辺を散策するというSUUMOタウン連載のエッセイ。それぞれの町の図書館を訪ねたり、公園に立ち寄ったり。毎回ランチのお店とカフェも紹介されています。土地勘の全く無い東京でしたが、地図を見ながら読み進めるうちに、一緒に散歩している気分に。小野寺作品の舞台があちこちに登場するのも楽しいし、小野寺作品以外にも『食堂のおばちゃん』の舞台などのイメージも沸いてきますね。お陰で知らなかった東京が、ちょっと身近になりました。2023/03/26

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