証し 日本のキリスト者

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証し 日本のキリスト者

  • 著者名:最相葉月【著者】
  • 価格 ¥3,498(本体¥3,180)
  • KADOKAWA(2023/01発売)
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  • ISBN:9784046019004

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内容説明

なぜ神を信じるのか? 北海道から沖縄、奄美、五島、小笠原までを全国の教会を訪ね、135人の声から浮かび上がった信仰と祈りのかたち。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

105
6年をかけて135人のキリスト者へのインタビューを記録した労作。自らの主観を排し、発言を忠実に文章化しようとする著者の姿勢は流石である。多様な宗派のニュアンスの違いなども分かって面白い。ただ、「証し」という書名に対する違和感はどうしても拭えない。キリスト者にとって「証し」とは、神から頂いた恵みを自分の言葉で語る大切な行為であるが、個人的経験談が中心の本書からは「信仰」が伝わってこない。更に、終始客観的な立場を崩さなかった著者が、あとがきで、無教会派の「贖罪信仰の放棄」を取り上げている意図も不可解である。2023/04/13

ネギっ子gen

72
【なぜ、あなたは神を信じるのか?】重厚なノンフィクション作品で知られる著者による、構想10年取材6年の1000頁を超える圧巻の書。全国の教会を訪ね、神と共に生きるキリスト者135人の半生を聞いた。それぞれの「証し」を読み「信仰とは何か?」という有史以来の謎に想いを馳せる――。代表的質問:<自然災害や戦争、事件、事故、病のような不条理に直面してもなお、信仰は揺るぎないものであったかということ。神を信じられないと思ったことはないのか。それでもなお信じるのはなぜかということ>。こうした本を出す角川書店に感服。⇒2023/03/04

キク

58
日本のキリスト者135人へのインタビュー集。中枢の指導者ではなく、草の根的に活動するキリスト者達が神について語っている。第二章「人間ではよりどころになりません」で語られるキリスト教との出会い、第三章「神様よりも親が怖かった」で語られる信者一家で育った人々の葛藤、第四章「お望みなら杯を飲みましょう」で語られる神の使徒となることを選んだ人々のインタビューが興味深かった。沼といわれた日本でキリスト者として生きるということは、個人的に神に出会うということだ。本当は、それはそんなに簡単なことではないんだろうな。2023/07/23

優希

52
多くのクリスチャンの方の証しが語られています。信仰を同じくするせいか、心に響きました。証しをしているクリスチャンの方々の敬虔さに共感します。2023/01/30

ばんだねいっぺい

34
真面目に生きてらっしゃる方たちの姿を語りのなかに確認した。罪の意識だったり、ふりかかる不条理だったりから救い出されるためには、何が必要かということ。自分にとっては、時々、耳に飛び込むまわりの人々の言葉。2023/07/09

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