内容説明
激動の2022年を振り返り、2023年を展望。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、台湾有事を想定する中国の動き、韓国新大統領と日韓関係、そして中間選挙後のアメリカの展望と出馬表明したトランプ前大統領…と、片時も目が離せない世界情勢を、池上彰氏がわかりやすく解説!
目次
はじめに
第1部 広がるウクライナ戦争の影響・2023年の展望編
第2部 国際情勢・基本おさらい編
第3部 各国指導者・資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
33 kouch
34
知らないと恥をかくシリーズ同様、とてもわかり易い。ウクライナ戦争、G7、沖縄返還等その内容だけでなく背景まで噛み砕いて説明してくれる。前提知識として知っておかなければならないことも触れてくれる。それに対して自分はどう思うか、どうしたら良いのか、主体性を養うには最適なテキスト。 そういう意味では単なる時事問題を扱う本という括りを超えているの。過去のシリーズも遡って読んでみて自分の考える力を養いたい。2023/07/03
みやけん
29
★★★★☆いつも以上に読みやすいです。巻末の歴代各国指導者一覧は振り返るにはいいです。はじめにの終わりに地震の話をしているのがちょっと怖い気持ちになりました。ベンチマークとして読み続けるには良いシリーズだと思います。2024/04/02
鯖
22
毎日小学生新聞連載の2022年の日本と世界の重要ニュースの解説。わかりやすい。わかりやすいけど、これ理解できる小学生すごいなあ。自民党の派閥とか興味ないので全然知らんかった。いやメジャーなとこは知ってるけど、近未来政治研究会とか。そうか…。いい未来になることを祈って、自分にできることを日々頑張ります。選挙も行きます。2023/04/03
せっちゃんさん
21
子供新聞のコラムを抜粋し集約したシリーズ本。コンパクトにまとまってるので、掘り下げるよりも、世界情勢のアレとコレの繋がりが分かり易い。語り口も子供向けなので物腰低い。後、巻末に時代年表がついおり、漫画キングダムの時代、日本は弥生時代だったのかと改めて中華の奥深さに驚いた。ザッと経済ニュースを把握したい人にはお勧めの1冊。2023/09/27
あつお
13
分かりやすい世界情勢。 池上彰氏が、2023の世界情勢を子供にも分かるように説明した本。本書の主な内容は、①ロシア・ウクライナ問題、②アメリカ、③日本。①NATOへのウクライナ加盟を阻止するプーチン大統領による、ウクライナ侵攻。粘りを見せるウクライナにより、戦争は長期化。トランプ大統領が存続していれば、異なる未来となったか。②上院の中間選挙により、上院と下院でネジレの状態に。トランプ支持派の当選は少ない。③沖縄返還から50年。米軍に、本国を有事から護衛してもらう状態だが、負担をほぼ全て沖縄に負わせている。2023/12/01