光文社新書<br> 社会を変えるスタートアップ~「就労困難者ゼロ社会」の実現~

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光文社新書
社会を変えるスタートアップ~「就労困難者ゼロ社会」の実現~

  • 著者名:小野貴也
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 光文社(2023/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334046446

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内容説明

日本には障害や難病のために就労に何らかの課題を抱える「就労困難者」が1500万人存在し、その多くが適切な収入や自己肯定感を高めるやりがい、他者との関わりなどを得られていない。この社会課題を解決すべく就労支援プラットフォームを運営するスタートアップが「VALT JAPAN」だ。26歳で同社を起業した著者が語る、ダイバーシティやインクルーシブを前提とした雇用や働き方の未来とは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

59
労働白書の統計は、「AIがやがてヒトに取って代わるのではないか」というかつての杞憂とは正反対の懸念を如実に示す。国内製造業等における労働人口は若年が減って高齢化も著しく、またたとえAI等が諸作業を代替できたとしても、それを運用しうる人材が育成されなければ何の意味もないからだ。かくしてほぼ100%、将来日本の諸産業におけるマンパワーは10万単位で深刻な慢性的不足に陥る。本書は、実はとてつもないポテンシャルを有する「隠れた鉱脈」として全国にある「就労継続支援事業所」の相互連携促進を促し、登録している2023/03/12

素人

3
著者が取り組んでいる事業は、就労困難者向け業務の受発注を行う全国規模のプラットフォームを作り、各地の就労継続支援事業所をネットワーク化するというものらしい。利用者支援という視点からすると、協働関係人口(仕事を通じて当事者の方が直接関わりを持つ人数)が増やせる点、当事者の方の特性に合わせた多様な業務を提供しやすくなる点が良いと感じた。一方で、発注先企業と事業所とのやり取りは誰がするの…?とも思った。2023/06/06

チバ

1
新聞の書評で紹介されていたので手にとった。改めて働くってどうしてこんなに難しくなったのだろうか・・と考えさせられた。就労困難の方の中で精神障害者の方、色々な訓練をして、大きな勇気を持って就労に就く。しかし1年後の定着率は半分だという。後ろ向きな理由で辞めた場合その方々の心の傷を思うと胸が痛い。前に進んだという経験はきっと何かをもたらしていると思いたいが・・。働く。もっと単純で簡単な事にする為に、世の中はみんなで動いていかなければいけないという事を考えさせられた一冊だった。2023/05/25

しゅんぺい(笑)

1
思っていたよりもずっと専門的な話が多くて、途中で流し読み。でもこういう取り組みをしてる会社があること、その情熱を通している方がいるってことが有難いこと。2023/03/29

うのちゃん

0
会社設立に至った社会背景や、筆者個人の背景が中心。約1500万人いる就業困難者が就業できる社会を実現することによる社会的なインパクトはよくわかったが、解説はやや専門的な部分も多く素人では理解できない部分もあり。また、VALT JAPANが提供するサービスのビジネスモデルの説明はあっさりめで、具体的なオペレーションの解説などはないため、ビジネスモデルを知りたかった自分にとってはやや肩透かしだった。2023/11/02

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