内容説明
いますぐ、家事やめて、ピザ発注!
みんな、ふて寝、しよう
◎双子:思春期 ◎義父母:要介護
◎夫:妖精キャラ…… ◎犬:和牛のごとし!
ーー超多忙の人気エッセイストがシェアする快適にくらすアイディア65
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
118
今まで少なからず罪悪感を感じながらやっていた家の中のあれこれだけど「それでいいんだよ!」って肯定された気がして嬉しかった。考え方が似てるかも。ご家族を亡くされたときの経験談、困難なことに向き合うときの気持ちの持ち方はとても参考になりました。『面倒だと思っても「えいや!」とやってみて、後悔したことなど一度もないのだ。』刺さる言葉もたくさん。心が軽くなるような一冊でした。 2023/04/07
R
84
仕事、育児、介護、そして犬の世話と八面六臂の活躍というか毎日を送る著者の生きていくためのヒントを集めた本でした。エッセー集のような形なので、いわゆるハウツーものとは異なり、できたこと、やってみたこと、ダメだったこと、諸々をひっくるめて飾ることなく語っているのが気持ちよい。日々の些細な葛藤なんかについても、凄い解るという気持ちになるものが多くて、なんか頑張れる気がしてきたと、よくわからない勢いを得られる内容がよかった。タイトルのように時折言葉が荒くなるのが面白くて読みやすかった。2023/04/10
ネギっ子gen
76
【ふて寝する日があってよし!】“ややこしいことばかりが振りかかる人生であり、仕事や育児や介護に追われている”著者による、時間をやり繰りするコツが満載のエッセイ集。1.私たちは、何かに追われていると思い込みがちな存在である。2.私たちは、じつに無力でちっぽけな存在である。3.私たちは、他者との関りで、揺れ動いてしまう存在である。4.しかし、そんな私たちは、マジ愛しく最高の存在である。の4章立て。巻頭に著者は書く。<これは、自分の周りの大切な世界を、自分や家族のために住みやすくしていく、愛の話である>と。⇒2023/04/25
とよぽん
65
村井家の日常生活、村井さんが日々感じていること。家事と子育てと仕事、そして義親の介護をこなす村井さんが、どうやって時間のやりくりをしているのか? 読者の関心はそこだろう。だが、村井さんは自分の命が一番大切、完璧な母なんかあり得ない、できないことはできないと言う、など試行錯誤の末にいくつもの技術を獲得した。午前中のタスク、すき間3分間の使い方、なども面白かった。大病を乗り越えてこられたことが、その後の生活を変えた一番の原動力だと思った。2023/04/29
よつば🍀
59
エピローグに「本書はぜひ、ふて寝しながら読んでください。ソファに寝転んで、リラックスして読んでいただいたら最高です。」とある。仰せの通り、その通りの姿で読んだ。村井さんの作品を読むと、生きているだけで幸せなのだと実感する。高3でお父様を亡くされ、お母様は認知症と膵臓癌を併発され死去。村井さん御本人も心臓弁膜症で手術、その一年後にはお兄さんが突然死。たくさんの困難を乗り越えて来られた村井さんだからこそ、紡がれる言葉に説得力がある。人生色々、良い時ばかりじゃないけれど前向きに生きるヒントが詰まったエッセイ集。2023/05/23