講談社学術文庫<br> 独立のすすめ 福沢諭吉演説集

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講談社学術文庫
独立のすすめ 福沢諭吉演説集

  • 著者名:小川原正道【編】/福沢諭吉【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 講談社(2023/01発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784065306802

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内容説明

speechを「演説」と訳したのは福沢だった。
そして福沢自身、抜きん出た名演説家だった。

日本の近代化・文明化のためには、独立した個人が自らの思想を大いに論じ合わなければならない。
明治という時代が大きく動き出す中で、日本のよりよき未来を、熱く巧みな弁論で語り尽くした、その記録。
著作で見せるのとはひと味違う、福沢のライブ感溢れる言葉が、時代を超えて日本人の心を撃つ!

今日における福沢の思想史的再検討をリードする編者が、残されている速記録や原稿から「名演説」を厳選し、わかりやすい解説を付して編集した、画期的演説集。

【本書より】
日本世界をもっとわいわいとアジテーションをさせて、そうして進歩するように致したいと思う。それが私の道楽、死ぬまでの道楽。何卒皆さんも御同意下さるように。

【主な内容】
第一章 「演説」と「交際」の創始
 演説はなぜ必要か/政府の専制から人民の政府 など
第二章 実業界へ出でよ
 智識交換・世務諮詢に不景気なし/道徳は説くのではなく示せ など
第三章 立憲国家の国民へ向けて
 経済学芸への注意を怠るな/学問に凝る勿れ など
第四章 個人の独立、国家の独立
 銭は「人生独立の母」なり/政論の下戸となるな/学者は飼い殺せ など
第五章 次世代へのメッセージ
 老却せる老生からの勧告/排外主義と自尊自大の戒め など
編者解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

58
E図書館。子供も、少年の間は遊ぶべき。厳なる親の子に放蕩ものあるは何ぞや(31頁)。親が熱心過ぎてもいけないな。何れの地方、何れの郷土にも、挙べくして挙らざるの事業、千百啻(ただ)ならず、地方の人が永く京地に学問を研究して一旦郷に帰らば、挙らざるの事業と施すべきの実学と相投合して、事業を斡旋する、実に百事掌上の物なる筈なれども、事の実際に臨みて大いにしからざる者あり(91頁)。およそ人間世界万般の事に学問の必要あらざるはなし。教育の大切なる所以にして、勉強の効空しからず(238頁)。321頁には明治31年2023/04/12

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