内容説明
おとぎ嫁婿ものがたり、待望の小説化!!
アニメ映画化で話題沸騰中!「金の国 水の国」が、小説でも楽しめる!!
昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。
毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい
慌てて仲裁に入った神様は2つの国の長に言いました。
A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい―――
そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…。
丁寧に近づいていく二人の心が、
強く動かす未来とは――――!?
※対象年齢:高学年から
(底本 2023年1月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
5
戦争でいがみ合う二つの国、A国とB国の争いを収めるため、A国は一番美しい娘をB国に嫁にやり、B国は一番賢い男をA国に婿にやることになる。しかし、互いが送ったのは犬と猫だった。A国のおとなしい姫サーラは、B国の青年ナランバヤルと出会い、互いの国の違いと課題を目の当たりにする。…ふくよかで美人の基準から外れるサーラが、その気質の美しさで愛されるのが微笑ましく、ナランバヤルの頼もしさにも好感が持てる。ノベライズとはいえ、文字だけでももう少し読み応えのある感じであればよかったのにと思う。2023/03/03
夕月夜
4
泣きはしなかったけど、ナランバヤル(?)はお調子者だけど、賢くて優しい。サーラはおっとりだけど芯はあり素敵。第1王女が……。絵本の世界2023/02/05
いたる
3
原作が好きで好きでたまらない作品 映画化に併せて小説化もして下さり感謝 原作の場面が鮮明に浮かぶ丁寧な文章でした2023/02/08
tsubakitoiimasu
2
小2娘読了。惹き込まれる冒頭ながら、娘が普段読む本(登場人物が冒頭からいきなり冒険をはじめるような…)とは違うので、冒頭で脱落するかなと思いましたが、とても面白かったようで、一気読みしてました。王女サーラとナランバヤルの穏やかな心のやりとりもさることながら、「水の価値」についても、考えさせられたようで、心に残った物語になったようです。 2023/03/29
うさぎ
1
漫画の試し読みで流れてきて本筋が気になったので図書館で。 わかりやすく楽しく読めました。 人それぞれ、持つ世界観が違うんじゃないかなって、絵で見るより文章のほうが私はいいなと思います。2024/01/11