小学館クリエイティブ<br> 新装版 ぼくは戦争は大きらい ~やなせたかしの平和への思い~

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小学館クリエイティブ
新装版 ぼくは戦争は大きらい ~やなせたかしの平和への思い~

  • 著者名:やなせたかし【著】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 小学館(2023/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778035280

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内容説明

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アンパンマンの作者が体験した戦争。

2013年10月13日に94歳で亡くなった漫画家で『アンパンマン』等の絵本作家、詩人でもあるやなせたかしが自らの戦争体験を語った本。やなせは昭和15(1940)年の春に召集を受け、小倉の野戦銃砲部隊に入隊。召集期間満了直前の昭和16年12月8日の開戦により、召集延長に。その後、中国戦線に派遣され、上海郊外で終戦を迎えた。やなせは、自伝などの中で戦争のことを簡単には語っているが、戦争体験だけをまとめて語るのはこれが初めて。人殺しも団体生活も嫌だったというやなせにとって、軍隊はばかばかしいだけの世界。しかし、辛い中にも何か楽しみを見出してゆく持ち前の性格で、戦争と軍隊を内部から風刺していく。特攻に志願した弟との別れなど、辛く悲しい思い出にも持ち前のユーモアを交えながら語る笑いと涙の戦記になっている。嫌いな戦争のことはあまり語りたくないと考えていたやなせが、90歳を超え、戦争体験、軍隊体験を語り継ぐことで、過去の戦争のことが未来を生きる世代の記憶に少しでも残ればいい、と亡くなる直前まで語ったラストメッセージである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyaoko

63
いよいよ朝ドラになりますね、やなせたかしさんも。戦争を体験された方の話を聞く機会が私の年代でも随分減りました。介護職をしていても、もう、現役で当時の事を確かに覚えている方は確実に減っており、こうして、生きてきた者の最後の務めとして、記録を残される事は本当に素晴らしい事だと思っています。解説もまた当時の時系列や、戦争当時の情勢をよく調べられているのでしっかり読み込めることができました。弟さんを戦争で失い、その悲しみと悔しさを込めた数々の作品は未来永劫継承される事と思います。2024/12/26

のぶのぶ

29
 「アンパンマンの中で描こうとしたのは分け与えることで飢えはなくせることと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことができる。」、国語の教科書にやなせたかしの話がのっている。教科書では、戦争、軍隊にいたときの様子が詳しくないので、その部分を補うことができた。中国の福州に行ったことで大きな戦闘には巻き込まれていないようだが、福州から上海近くの朱渓鎮まで、毎日40km歩くのは大変だったのだろう。空腹との戦い、マラリアになった経験は大変だったことだろう。その中でも、自分の得意なこと(絵)を活かして生活していたことを知る。2023/01/07

金吾

28
軍隊にはいる気がなかった兵士の感想がよく伝わります。純粋培養で偉くなり、そして堕落する人は本当にたちが悪いと思いました。また戦争好きな人は兵士にはいないのではと思いました。2022/12/26

りらこ

17
子どもが大すきだったアンパンマンからの、朝ドラを見てみようか、からのこの本。戦争体験を兵隊目線で書いてある。ご自身も書いてらっしゃるけれど、行った先が日本軍welcomeな地域だったというのが意外。南京大虐殺もなかったと信じたいです、と。それは私も信じたいけど。わからない。ただ戦争のなかに細胞のように兵士の存在と彼らが一人ひとり人間だということ。どの国も他国の軍隊に蹂躙される正当な理由なんてないということ。いろいろ思うところあったが、もっと兵隊目線の戦争の話を読みたいと思った。2025/06/19

えりまき

16
2024(133)2013年刊行「ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い」の新装版。私も戦争は大きらいです。「アンパンマンとばいきんまんは、食べ物とばい菌です。だから、仲良くしてもらっては困るのです。それでも、彼らはマンガの中でともに生きています。」 2024/05/13

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