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内容説明
仲良しのサキちゃんが引っ越して、レミの隣の席は、2週間前からリュウくんになりました。リュウくんは遠い町から引っ越してきた転校生。体は小さいけれど活発で、クラスの人気者です。しかし、レミにとっては違っていました。リュウくんは、レミの宿題を写したり、給食を横取りしたりと、レミの嫌なことばかりするのでした……。今日はみんなで育ててきたさつまいものほりあげの日です。おいもほりがはじまって間もない頃、レミはおなかの調子が急に悪くなり、動けなくなってしまいました。学校までは先生が付き添い、やっとのことでトイレにかけこみました。レミのおなかがよくなってきたのは、おいもほりの終わりの頃です。リュウくんがサキちゃんの分も自分の分もほってひとりじめするのだと思い、悲しくなっていたレミですが……。苦手だったリュウくんのやさしさに触れて、レミの気持ちに変化が起きる、心あたたまる幼年童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
相手を理解し、お互いに理解し合うことは、簡単なことではない。ことばを尽くさず、印象だけで決めつけるといつまでも、自分勝手なイメージを相手にかぶせてしまうからだ。リュウくんはがさつでちょっと自己中な感じ。親友のサキちゃんが転校して、寂しいレミの心はリュウくんの言動で揺らされっぱなし。でも、転校してきたリュウくんにはリュウくんの心残りや、とまどいがあったのだ。きっと、これから、始まる。ふたりの友情。2019/10/03
a
2
リュウくんは最初は嫌な子だと思っていたけれど、いい面もたくさんあった。2019/08/27
river1031
1
元気で明るい転校生のリュウくんへの気持ちはきっと先生には理解してもらえないだろうな。 リュウくんのいいところにいっぱい気づける展開が良かった。2022/07/21
sally
0
☆52020/07/27