内容説明
『蟹工船』『不在地主』などで日本のプロレタリア文学の旗手となるも治安維持法違反で逮捕。29歳の若さで拷問死を遂げた小林多喜二。その初期から晩年までの小説など約30作品を収録した決定版小林多喜二全集。
■目次
飴玉闘争
争われない事実
オルグ
蟹工船
疵
級長の願い
銀行の話
工場細胞
失業貨車
宗教の「急所」は何処にあるか
小説作法
一九二八年三月十五日
地区の人々
父帰る
テガミ
党生活者
独房
残されるもの
母たち
人を殺す犬
不在地主
防雪林
北海道の「俊寛」
山本巡査
雪の夜
【関連作品】
今日の生命(宮本百合子)
小林多喜二の今日における意義(宮本百合子)
同志小林多喜二の業績(宮本百合子)
同志小林の業績の評価に寄せて(宮本百合子)
小林多喜二のお母さん(中野鈴子)
年頭雑感(北條民雄)