内容説明
難病で入院している恋人・壱星のために写真を撮る高2の萌奈。いつか写真の場所にふたりで行こうと約束するが、その直後彼は帰らぬ人となってしまう。萌奈は、流星群が奇跡を運ぶという言い伝えを知り「どうかもう一度だけ会いたい」と願う。すると――壱星が元気な姿で戻ってきた。みんなの記憶からは彼が死んだ事実は消え、幸せな日々を取り戻したかのように見えたふたり。けれど、壱星のよみがえりにはリミットがあると知って・・・。二度目のさよならの瞬間が迫る中、萌奈が見つけたふたりの再会した本当の意味とは――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
7
病で帰らぬ人となったはずの恋人が帰ってきた事から始まる物語。スターツらしい恋愛劇だったけど不思議な事に飽きないんだよなぁこれ。二度目の別れに意味があったと信じたいものだ2023/03/16
星野紗奈
3
弟が買ってきて、「読んでいいよ」と言われたので読ませてもらった。文体がライトで非常に読みやすかったので、普段あまり本を読まない人でも無理なく読めそうだと思った。しかし、滅多に読まない系統だったこともあって、自分にはあまり合わなかった。また、展開が若干唐突に感じられる部分があり、話の流れにうまく乗れなかったというのも、好きになれなかった一つの理由かもしれない。とはいえ、一つの著書で好みを断定するのもいかがなものかと思うので、機会があれば別の作品も読んでみたい。2023/02/17
ゆず໒꒱·̩͙⋆.*
2
恋愛について 星とのつながり 幸せとは 考えられる作品2023/02/25
佐藤 ダリオ
2
大切な人と会える日々は当たり前じゃない。 いつか消えていなくなるとしたら どうする? 本気で一瞬一瞬を大切に生きていくだろ? 流星に願いん込めて再会した二人。 しかし、別れの時が迫ってきた。 別れは寂しいし、つらいし、もどかしい。 別れは決まっているかもしれないけれど 大切な人と大切な時間をもう一度過ごせるなら 後悔ない生き方をすると自分も感じた。 とても考えさせるめっちゃいい一冊!