内容説明
花の精、花の香、花の色それは美しく、妖しげに揺れる業火 妖花が悪夢を呼び……退廃の美へ
その時私はあっと声を上げた。荒涼とした風が沸き起こり、丘の上に広がる空の闇が布のように二枚にめくれ、大きくはためいて揺れた。そしてお互いに包みあうように丸まり、私を飲み込もうと覆いかぶさってきた。それは巨大な食虫花の漆黒の花弁だった。
【著者】
井本元義
1943 年生まれ
九州大学物理学科卒
詩集『花のストイック』『レ・モ・ノワール』『回帰』『虚日の季節』
小説『ロッシュ村幻影』『廃園』
エッセイ『太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して』
評伝『織坂幸治』
新潮新人賞佳作 「鉛の冬」
福岡市文学賞 『花のストイック』
文芸思潮まほろば賞 「トッカータとフーガ」
仏政府主催 仏語俳句大会グランプリ
日本ペンクラブ会員
福岡日仏協会理事
目次
序
廃園 …… 牡丹
帰郷 …… ニセアカシア
髑髏と蝶 …… 桜
柳川 …… 椿
図書館 …… カンナ
器械屋の憂鬱 …… 泥の花
薰しぐれ …… 睡蓮
ある弁護士の手記 …… ヒットラーの白い花
巴里スフロ通り …… 音の花
フルスタンベール広場 …… 桐の花
酔芙蓉 …… 酔芙蓉
緑の花 …… 緑の花
R共和国奇譚 …… 食虫花
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