兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉

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兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉

  • 著者名:植垣康博【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 彩流社(2023/01発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779120510

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内容説明

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★「高い資料的価値があり、“面白い” 本である! 」 (椎野礼仁)

「『兵士たちの連合赤軍』を読むための基礎知識」と「連合赤軍当事者のその後」を増補。

★「僕にとってこの本はまさに教科書だった! 」 (鈴木邦男)

「若者たちが何故あそこまで思いつめ、突っ走り、自滅していったのか。その謎を解き明かしてくれる本として永久に残るであろう。」


★連合赤軍事件を描く連載漫画『レッド』(山本直樹・「イブニング」講談社・連載中、単行本既刊8 巻)のモデルといわれれ、注目される植垣康博の自伝的記録。自ら殺害に加担した苦しい体験を赤裸々に語り続ける人物としても知られ、最近は「ひかりの輪」の上祐史浩とともに活動中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiko

69
知りたかったのはあんな悲惨な末路を迎えた連合赤軍とは一体何だったのかということ。読み終えても理解したとは言い難く、正直モヤモヤ。当初は高邁な思想があったのかもしれないけれど、徐々に自らの思想に殉ずるための闘争に変化していく様がなんとも言えず不快だ。総括というのも自己批判のかたちをとった洗脳に似ているし、壮絶なリンチ事件に至っては己の命惜しさを弱者に被せたとしか思えない。多くの死者を出し社会を震撼させた大事件でありながら、その内情のあまりのお粗末さがただただ虚しい。2017/01/18

へっけ

12
山岳ベース事件にて、同志殺害に関わり恋人を亡くした著者、植垣康博。彼の学生時代から都市における銀行強盗、爆弾作り、逃避行、山岳ベース事件についての詳細を淡々と述べている。出版当時でさえ事件から12年経過しているが、正確な日時や天気まで記載されている場面もあり、事件当時から細かく記録していたことが分かる。中盤頃の「山」に「物語」が移るまでは、正直、退屈であるが、連合赤軍事件とは何だったのかがよく分かる歴史書である。2018/09/02

ちゃむ

2
激し過ぎる青春を精一杯頑張った著者の記録。山岳ベースで突然おかしくなった訳ではなくそこに至るまでに「理不尽な状況を乗り越えてこそ強くなれる」という空気が全体に作られていた事がよくわかります。仲間殺しが恋人に及んでも受け入れる心理が少し理解できました。夜中の決死の雪山越えを経て著者は逮捕されますが、仲間はあさま山荘へ向かいます。辛い状況ほど頑張る当時の著者なら山荘へ行きたかったんじゃないかなと思いました。2018/01/04

Daisuke Yagi

1
初めて読んだこの手の本。時の時勢を感じる。“現状否定”“改革必要”はいいが、“エネルギーが内向き”“感情を表す行動”が間違っている。2017/06/10

Masayuki Shimura

1
[末端よりの報告]完全に閉じ込められた「あちら側」の世界の話を、「こちら側」の世界の言語で一貫して書き残しているところに、本書を読む第一の価値があるのではないかと思います。時代も、思想背景も異なり、今ではその感触の一端すら知覚することが難しいであろう「あちら側」の話が、植垣氏の翻訳を通して非常に鮮明に伝わってきました。2016/05/04

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