内容説明
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対戦型麻雀ゲーム「電脳麻将」のソースコードを開発者自ら解説。シャンテン数計算、和了役判定と点数計算、ゲーム進行を実装。そして、シンプルなAIを組み込み、さまざまな戦術を追加して麻雀AIを強くしていく過程を解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calicalikoume
5
「機械学習には頼らないAIの実装」という部分に興味を惹かれ手に取る。前半のゲーム実装部分は流し見。やはりルールは複雑なので、自分で1から作るのはまあ大変そう。プログラムの関数名や変数名が中国読みな所が個人的にちょっと馴染めず。AI部分は、段階的に麻雀のセオリーを一つ一つ実装する流れ。リーのみAIが徐々に強くなる様が良い感じ。シミュレーションにより効果が数値で裏付けされ、その解説も分かりやすく納得感を持って楽しめた。雀力向上にも寄与しそう。人智を超えた機械学習AIにも憧れるが、等身大の説明可能なAIも良い。2023/01/22
nisiton
2
読み物としては面白い。徐々にAIが強くなっていく過程を読むのはワクワクした。 ロジックについて、天鳳のデータや麻雀指南書から抜粋して実装していく過程が興味深かった。 素人意見だが「このとき評価値を2倍にする」という処理を頻繁に行なっているが、なぜ2倍が適切なのかがよく分からなかった。 実装コード(JavaScript)が引用されているのはITエンジニアとしては嬉しいが、402pのうち198pまで麻雀自体を実装する内容で、本題のAIはその後からとなる。流石に全部書きすぎな気もする。2023/03/09
naoki85
1
少し期待した内容とは異なっていたものの、麻雀ゲームにおける思考アルゴリズムはこんな感じで作るのかと参考になった。(特に、選択肢を数値化して評価している点) サンプルがよくできているが、ハンズオンというわけではなく、要所要所の解説があるという感じ。 実際のゲーム画面は HTML, JS でどうやって作っているんだろうと気になっている。2023/08/31