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内容説明
常識に挑む
実業家の素顔
関係者らが明かす、創業四半世紀
1997年にたった6人で創業した、ベンチャー企業、楽天。創業当時、ネットでモノは売れないと揶揄され、楽天市場の初月の売上げはたった数万円。しかし、25年経った現在、そのベンチャー企業はショッピングのみならず、ネット上で国内屈指の銀行、証券会社を有し、クレジットカード発行枚数はダントツ日本一、売上高1.7兆円の巨大経済圏を形成する、メガ企業に成長した。本書では、楽天の成長を紐解くために、創業者、三木谷をはじめ幹部ら15人超にインタビューを敢行。挑戦と挫折の歴史から、社運をかけて乗り込んだ、携帯電話事業の全貌に至るまで、唯一無二の壮大な物語が完成した。
【章立て】
はじめに
第1章:聖域を作るな
・「やる気がないなら、来るな」
・市場の出店者がゼロになってもいい
・・・
第2章:旗を立てよ
・「オレが営業本部長をやる」
・グーグル並みのポテンシャル
・・・
第3章:地べたを這いつくばれ
・社名はみんなで考えてほしい
・倒産寸前の状況
・・・
第4章:世界の鏡を見よ
・英語化の大きな効果
・イニエスタを連れて帰る
・・・
第5章:クレイジーであれ
・遅れに遅れた基地局設置
・申込みが殺到、処理システムはパンク
・・・
三木谷浩史ロングインタビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
61
創業から25年の軌跡。ブレずに自ら、『成功の5つのコンセプト』を実践。掲載事案の中で印象的なのが、「国内信販」。不良債権回収で自ら電話を取る行動力と、クレジット事業損切りの判断に要した1か月。成功事例より、如何に苦境を乗り越えるかに学びアリ。敢えて言えば、このあたりの三木谷氏の思考過程を知りたいところ。楽天モバイルと楽天メディカルは、もう1つの注視したい対照性。光免疫療法vs.0円廃止。『三木谷ペーパー』、一度拝見してみたい。年初来安値の数日後に本著発売。「日本を元気にする!」を是非、体現し続けて欲しい。2023/01/14
ねこまんま LEVEL2
20
日本が世界と差をつけられる悲観的な世の中でも世界一の会社になりたい、日本を元気にしたいと本気で考えられている日本人がいるということに勇気付けられる。とにかく三木谷社長の気持ちと行動力は凄まじい。野球界・サッカー界に参入したり携帯事業に割って入る等失敗してもそこから這い上がる気持ちの強さ学ぶべき事がたくさんある。今は三木谷社長の影響を受けて少しずつ英語の勉強をするようにしている。2023/03/04
スプリント
9
その手腕は強引さが目立ち敵も多い経営者ですが 楽天が最終的に目指すものがおぼろげながら見えてくる2024/11/10
かけだし不動産投資家
7
楽天の強みは「全社員の圧倒的な当事者意識」「スピード感」「グループ横断による連携力」これらを三木谷氏の「カリスマ性」「大義」「現場主義」によって実現出来ている。 楽天の「成功の5つのコンセプト」は①常に改善、常に前進 ②Professionalismの徹底③仮説→実行→検証→仕組化 ④顧客満足の最大化 ⑤スピード!! スピード!! スピード!!。三木谷氏の「すごく遠くの未来から現代を見ている」という考え方が新鮮。2024/07/22
Humbaba
4
必要な場所に力を集中する。言葉でいうのは簡単だが、組織が大きくなればなるほど実際に行うのは難しくなる。新しい事業のために、ある部門に人を集中させる。その際に優秀な、エースとなり得る人から出すように、と伝えることで出された人にとっても気持ちよく新しい場所に行ける。全てが全て成功するわけではないが、そうやって新しいことをどんどん行っていくことは、人を惹きつける力を増すことにもつながる。2024/08/16