内容説明
心理学研究における,科学的な実証的研究の重要性や基本のロジックをわかりやすく解説。近年の変化に対応し,「効果量」や「信頼区間の活用」に関する新たな節を補訂。コラムも加筆して一層充実した内容に。心理学実習などの講義のテキストや副読本に最適。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miyatatsu
10
実験のやり方からその分析方法までかなり詳しく書かれている。勉強をするために大学に入った学生は読むべき一冊だと感じました。2018/12/20
kayak-gohan
6
後期配当科目 心理学研究法Ⅰ 教科書2023/12/05
なこ
5
心理学ってこういう風に研究してたんだ…というのが分かる本。それぞれの研究方法の特徴を書きつつも、人の心を視ることがいかに難しく曖昧であるかも感じられる。ただ論文の結果だけ見て、そうなんだ〜ではなく、その対象設定や研究方法が正しいか、解釈は妥当か、といった視点で論文を見れそう。2022/06/18
たか
5
斜め読みしたので、詳しい感想はなし。普段の研究で実践をしながら、身につけばいいなと思っている。2022/06/12
恋
4
感想とつぶやきは別か。何はともあれ有斐閣アルマである。大学生が読むべき本である。心理学、特に具体的研究を最初から視野に考えている私にとっては、もっと早くに読んでおくべき本だった。この本は「いかにして研究を行うか」についての説明は一割に満たないと言っていい、「いかに思いつきで研究を行うのが不可能か」を、様々な研究用語や、豊富な例を用いて書いてある。「これじゃ研究なんて無理だ」という感想で終わるかもと思ったが、読み終わる頃には自分なりの研究の着眼点が見つかっていた。研究法を知らずに研究は出来ないと分かる良著。2018/06/13